成宮鳴くんの妹は大変モテモテなようで にっ！！

予想外の ページ33

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御「………」


貴「………」




き、気まずい…


さっきから一也一言も話さないし…


このまま歩くだけで終わるのかな？


私、もっと一也と話したいよ。









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.









御「……なあ」


貴「ん？！な………に？」






目の前には一也の手。







御「手、貸して。」


貴「う、うん！」






よく分からず自分の手を重ねる。


一也はポッケから何か取り出して、それにキスをした。


その行為が何だか色っぽくて咄嗟に下を向いた。


自分の手に視線を戻すと、









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貴「嘘……」








指輪がはめられていた。








御「お前、今日誕生日だろ？」


貴「なんで知ってるの……？」


御「彼女の誕生日なんて知ってて当然……なんて嘘。本当はちょっと前に鳴に言われた。」






もしかして鳴、気を使ってくれたのかな？


なんだかちょっと鳴らしくないな笑








御「あー俺かっこ悪い！！本当は色々順序立てがあったのに！！」


貴「え、そうなの？」


御「そーなの！2人で海で泳いだり、近くの名所行ったり、こんな風に海辺歩いて、この指輪渡してそしたらーーー」


貴「そしたら？」


御「ーーーいいのか、言っても？」








私が頷いたのと同時に、不意に抱き寄せられ、そのまま口を塞がれた。


そして腕を掴まれ、連れて来られたところは昼間働いてた海の家。


そこに私は押し倒された。









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御「………いくよ？」







月明かりに照らされて、今私が見ている一也はいつもの一也じゃなくてーーー









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"大人の男"の顔をした一也だった。

大人の男→←実は仕込んでましたよ、はい。

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