第2話:質問タイム ページ4
先生が出て行くと、Aの周りに生徒達が集まり、質問し始めた。
女子:どこから来たの?
A:答えられません。
男子:彼氏とかいる?
A:答えられません。
女子:じゃあ、好きなタイプは?
A:答えられません。
男子:じゃあ、何だったら答えてくれるんだよ。
A:すいませんが、私には、出来るだけ関わらないで下さい。
女子:え?
A:私は、皆さんと仲良くする気はありません。
男子:何だよ、それ。
A:そういう事なので。
そう言ってAは教室を出た。
女子:何よ、あの言い方。
男子:何だよ、あいつ…。
政宗:…。
その後、一限目の授業にAは戻って来なかった。
その頃Aは屋上にいた。
A:此処の屋上は気持ちいいな…。
Aが床に座り、歌を奏でると小鳥達がAの近くに降り立つ。
A:おいで。
Aが言うと、一羽の小鳥がAの肩に乗る。
A:いい子だね。
小鳥:〔大丈夫なの?〕
小鳥:〔だって、優しい人だから。〕
A:ありがとう。
小鳥:〔僕達の言葉が分かるの?〕
A:うん、私、A。よろしくね
小鳥達:〔よろしく♪〕
A:私の話、聞いてくれる?
小鳥達:〔もちろん。〕
その後、一限目が終わるまで語り合った。
A:そろそろ戻らないと。
小鳥:〔そっか、残念だな〜。〕
A:また昼休みに来るよ。
小鳥:〔うん。楽しみにしてるよ♪〕
A:また後でね。
Aは教室に戻っていった。
〜二年一組〜
男子:結局帰って来なかったな。
女子:うん。
ガラッ
女子:あ、藤堂さん!
A:はい?
女子:何処行ってたの?
A:別に何処でも良いでしょう。
男子:また、その言い方かよ。
A:私が何処で何をしようと、関係ないでしょう。
男子:いや、そうだけど…。
A:私に関わらないで下さい。
全員:…。
その後は何事も無かったかのように午前中の授業は終わり、昼休みになった。
女子:藤堂さん、一緒にお昼どう?
A:いえ、遠慮します。先客がいるので。
女子:そう…。
Aは弁当を持ち、教室を出る。
政宗:(藤堂は今日転校してきたはず。なのに、先客ってぇのは妙だ。)
政宗はAの後を追ってみた。
To be continued.
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あゆみい - 何か悪ノ召使のストーリーに似てる。やばい、涙が半端ない! (2014年1月12日 10時) (レス) id: dcba1199ca (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 私もこれ書いていて、涙が出そうになりました…σ(^_^;) (2013年12月28日 4時) (レス) id: 3141174569 (このIDを非表示/違反報告)
あゆりん - 主人公ってかわいそうですね(´・ω・)なんだか涙があふれてきました。 (2013年11月16日 18時) (レス) id: dcba1199ca (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - やっぱり分かります? なんか良いですよね、こういうの。 (2012年10月31日 23時) (携帯から) (レス) id: 5a61f58e50 (このIDを非表示/違反報告)
琳 - 主人公の過去が重いって…いいですね!(フラグ的な奴に悶絶できますよね!バサラ自体詳しくないですけど…) (2012年10月31日 23時) (レス) id: 6ce82017f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪 | 作成日時:2012年7月2日 7時