第１３話：同居生活 ページ15
朝、Aは見慣れない部屋の布団の中で目覚めた。
A：此処は…。あ、此処、政宗君の家だ…。
Aは、まず制服に着替える事にした。
A：え〜と…(あれからどうなったんだっけ？途中から記憶が…。)
その時、Aは気付いていなかった。
政宗がAを起こす為、この部屋に近付いている事に。
A：(これからは此処が、私の家…、私の居場所…。)
ｽｰ(襖の開く音)
政宗：お〜い、朝だぞ。起きてるか？
A：きゃあ///！
政宗：わ、悪ぃ！ 着替え中だったか///
政宗は慌てて視線を逸らす。
政宗：着替え中なら、そう言えよ///！
A：ご、ごめんなさい///！
Aも慌てて着替える。
政宗：着替えたら、飯食いに行くぞ///
A：はい///
その時、政宗は見てしまった。
Aの左腕にある髑髏の入れ墨を。
政宗：(髑髏の入れ墨…？)
A：すみません、準備出来ました。
政宗：あ、あぁ。じゃあ行くぞ。
A：はい。
大広間に着くと、ほぼ全員が座っていた。
輝宗：やぁ、Aさん。
義姫：よく眠れたかのぅ。
A：はい。あの、昨日はすみませんでした。
義姫：良い。私も気にしてはおらぬ。
政宗：A、早く食べねぇと遅刻するぞ。
A：はい、じゃあ、いただきます。
輝宗：それでは私達もいただこうか。
この日の朝食は今まで独りだったAにとって、とても楽しいものとなった。
政宗：じゃあ行ってくるぜ。
A：行って来ます。
小十：行って参ります。
喜多：いってらっしゃいませ。
義姫：頑張って来るのじゃよ。
輝宗：気をつけてな。
A：はい。
政宗：どうだ？ 賑やかな食事は。
A：なんか、不思議な感じがします。
小十：これからは、それが当たり前になるんだぞ。
A：はい。 え〜と…。
小十：自己紹介がまだだったな。俺は政宗様の部下の片倉小十郎だ。
政宗：こう見えて小十郎は高校生なんだぜ。
小十：俺は三年二組だ。
A：そうなんですか。
政宗：見えねぇだろ？
小十：政宗様！？
こうして三人は学校に向かって歩いて行った。
To be continued.
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あゆみい - 何か悪ノ召使のストーリーに似てる。やばい、涙が半端ない！ (2014年1月12日 10時) (
レス) id: dcba1199ca (このIDを非表示/違反報告)
雪 - 私もこれ書いていて、涙が出そうになりました…σ(^_^;) (2013年12月28日 4時) (レス) id: 3141174569 (このIDを非表示/違反報告)
あゆりん - 主人公ってかわいそうですね(´・ω・)なんだか涙があふれてきました。 (2013年11月16日 18時) (レス) id: dcba1199ca (このIDを非表示/違反報告)
雪(プロフ) - やっぱり分かります？ なんか良いですよね、こういうの。 (2012年10月31日 23時) (携帯から) (レス) id: 5a61f58e50 (このIDを非表示/違反報告)
琳 - 主人公の過去が重いって…いいですね！（フラグ的な奴に悶絶できますよね！バサラ自体詳しくないですけど…） (2012年10月31日 23時) (レス) id: 6ce82017f8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：雪 | 作成日時：2012年7月2日 7時
