検索窓
今日:4 hit、昨日:0 hit、合計:8,960 hit

第12話:涙 ページ14

Aは全てを話した。話しをしているうちに、Aの表情は暗く、悲しげなものになっていった。
政宗達もそれは例外ではなかった。
政宗:まさか、ここまでとはな…。
輝宗:自分の子供になんて事を…!
義姫:そのような者達を親とは言わぬ!
A:ですが、あの人達は私を育ててくれました。それも紛れも無い事実であることに、変わりはありません。
政宗:A…。
廊下で盗み聞きしていた部下達も。
部下:良い話しだよな〜(泣)
部下:おぅ…(泣)
輝宗:話してくれて、ありがとう。
義姫:よくぞここまで我慢したのぅ…。
義姫はたまらず、Aを抱きしめた。
輝宗もAの頭を優しく撫でた。
A:あ、あの…。
義姫:案ずる事は無い。
輝宗:これからは、此処がAの家だよ。
義姫:今までの分まで、存分に甘えるが良い。
A:(暖かい…、これが親の温もり…。)
政宗:良かったな!(ニカッ)
A:はい…。うぅぅ…。(泣)
政宗:A?
A:どうしたんでしょう…。涙が、止まりません…。
輝宗:思う存分泣きなさい。
義姫:そうじゃ、遠慮はいらぬぞ?
A:うぅ…。
Aは義姫に縋り付き涙を流した。
輝宗:ずっと泣いてなかったのだね。
義姫:仕方なかろう。
政宗:あぁ、今まで泣きたくても泣けなかったんだからな。
輝宗:今のうちに部屋の準備を頼もう。
政宗:あぁ。小十郎、喜多、いるか?
小十:は。
喜多:私達は此処に。
輝宗:彼女に部屋を用意してきてくれ。
喜多:分かりました。
小十:では直ちに準備して参ります。
政宗:頼んだぞ。
小十:御意。
喜多:行きますよ。
二人は泣いていた部下達を連れて、Aの部屋の準備に取り掛かった。
輝宗:そういえば、静かになったが?
政宗:確かに。
二人が振り返ると、Aは泣き疲れて眠っているようだった。
義姫:政宗よ、Aを部屋まで連れて行ってくれぬか?
政宗:OK
輝宗:起こさないようにな。
政宗:分かってる。
Aをそっと抱き上げ部屋に向かう。
小十:政宗様、こちらです。
政宗:あぁ。
用意された部屋にAを寝かせ、自分も部屋を出た。
喜多:お二人共、明日も学校なのですから、もうお休みになって下さい。
政宗:あぁ。
小十:すみません、姉上。
それから皆、眠りに就いた。

To be continued.

第13話:同居生活→←第11話:提案


ラッキーアイテム

革ベルト

ラッキーカラー

あずきいろ

ラッキーナンバー

8

ラッキーアルファベット

X

おみくじ

おみくじ結果は「末凶」でした!


目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (8 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
9人がお気に入り
設定タグ: , 学園BASARA , 天使   
作品ジャンル:恋愛
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あゆみい - 何か悪ノ召使のストーリーに似てる。やばい、涙が半端ない! (2014年1月12日 10時) (レス) id: dcba1199ca (このIDを非表示/違反報告)
- 私もこれ書いていて、涙が出そうになりました…σ(^_^;) (2013年12月28日 4時) (レス) id: 3141174569 (このIDを非表示/違反報告)
あゆりん - 主人公ってかわいそうですね(´・ω・)なんだか涙があふれてきました。 (2013年11月16日 18時) (レス) id: dcba1199ca (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - やっぱり分かります? なんか良いですよね、こういうの。 (2012年10月31日 23時) (携帯から) (レス) id: 5a61f58e50 (このIDを非表示/違反報告)
- 主人公の過去が重いって…いいですね!(フラグ的な奴に悶絶できますよね!バサラ自体詳しくないですけど…) (2012年10月31日 23時) (レス) id: 6ce82017f8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名: | 作成日時:2012年7月2日 7時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。