ヤンキーが【刀剣乱舞】審神者やっちゃ悪ぃのかよ？

本丸一周パート２ ページ7

風呂場の脱衣場には人気もなかった、そのまま中に進む
風呂もやたら広いが何も居ない、と、思ったら上から白い物が降ってきた
『あっぶね、何してんだお前!?』

丁度目の前だったので床に落ちる前にキャッチしたが、玄関で話した真っ白いやつだった
｢あー、驚かせようとしたんだが、急拵えだったもんで少し失敗した…｣
『危ねーな、十分驚いたっつーの』

白い奴を下ろす
｢国永、さっきのは光忠に言って置く｣
｢いや、それは止めてくれ、取引しようじゃないか！｣

二人は少し離れたところでやりとりし始めた
『おーい、俺は先に家のなか見てくるからな』

｢あぁ、解った｣
｢応、またな主｣

『主言うな』
｢さっきまでわすれてましたよね？｣
『……言うな、面倒になってきたんだ』

風呂場から出て、本丸の中へ
……今度は靴を脱いで入った

『しかし、随分デケェ作りだな』
｢おおきいひとがとおりやすいように、さいしょからこの作りなんです｣
『あー、確かにデケェ人が居たな』

と、前に人が居てぶつかってしまった
｢ん？今剣か！主に乗っていると目線が随分近いな！｣
そう言って目の前のデカイ奴は笑う

｢むむ、かたにたてば、ぼくのほうがずっとおおきいですよ！｣
『室内では止めとけー頭ぶつけるぞー』

もぞもぞ動き始めた今剣を止めておく
｢むぅ、にわだったらできたのに！｣
『また今度だな、次行くから、で、アンタは何てーの？』

見上げれば胸を張って答えるデカイ奴
｢ウム、俺は岩融！弁慶と共に刀を集めた薙刀よ‼｣
『おー、薙刀か、取り合えずじゃあな岩融』

そのまま進む、広間に出た
『広いな〜』
｢しょくどうとしてみんなはいれるおおきさなんです｣
『成る程納得』

次は其々の部屋
コレは前を通るだけだ

途中何人かに行き合った

また玄関に戻ってきた
『後は何処だ？』
｢あとは、さにわべやとしつむしつだけです！｣

『そうか……どっち？』
｢あっちです！｣

指差されたほうに向かうと、さっき縁側に居た子達に会った
『えーっと粟田口の子か』

｢ぼ、僕はその、五虎退ですっ｣
｢俺は厚藤四郎だぜ｣

『おー、厚と五虎退な』
そのまま進むと執務室に着いた

中を見ると３人の人影
『刀派が一緒な人達か』

見た感じ一緒の服なのでそう声をかけると、水色の人に警戒された
『ん、後はあの部屋か』

そして、最後の部屋の斜め前に立つ

吹っ飛ばした襖と布団と色んな道具の散らばったこの場所には、誰もいなかった


……続く

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言い掛かりを付ける審神者に頭突き

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