ヤンキーが【刀剣乱舞】審神者やっちゃ悪ぃのかよ？

見習い通達？何だそれ？ ページ49

朝食が終わる少し前に、こんのすけが俺に話しかけてきた

｢あの、審神者様…お話が御座います｣
『ん？何の話だ？』

朝食を全部食ってこんのすけに向き直る

｢あの、この本丸で見習いの研修をして欲しいのです｣


『見習い？研修？…何の為にこの本丸に？』
｢いえ、あの…審神者には見習いの時期がありまして…その審神者見習いは、本当に稼働してる本丸に暫く研修する事が決まっていまして…｣

『…いや、普通の本丸の人にしてくれよ…俺の知識が足りないから無理だって』


普通に無理だと思ってそう言えば、何故か刀剣男士からも異議が出た

｢まだ数ヵ月の主に研修させろなんて、無理難題だろう｣
｢主さんが、僕らに構う時間が減っちゃうんじゃない？｣
｢主さまが仰る通りに、ちゃんと研修を終えた審神者にやらせるべきでしょう｣


こんのすけは慌てて頭を下げるが、意見は引かない

｢仰る通りで御座います。
ですが！研修を断りますと、ブラック本丸として認定するとお達しが有りまして…｣


『うわ、脅しだ』

こんのすけは困り果てているのは解った
俺は一つため息をつく


『解った、研修は良いけど、育たなくても文句言うなよって言っとけ』


俺の言葉にこんのすけは嬉しそうな様子を見せた後、また頭を下げてきた

｢はい！有り難う御座います！！｣


『はぁ、で、見習いっていつ来るんだ？』
｢えっと、一週間後に…｣

『早いな…じゃあ今日から用意するか』


納得はしてない、だが余り無駄に暴れるのも好きじゃない


仕方なく俺は見習いの部屋の用意を始めるのだった




つづく

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