ヤンキーが【刀剣乱舞】審神者やっちゃ悪ぃのかよ？

何その噂… ページ47

演練所に居ると、一人の審神者が俺に話しかけてきた
｢あの、貴方は…｣
『ん？えっと……誰？』

小さい女性だが、確か対戦相手の中にはこの人は居なかった
仕方なので、聞いてみたら女審神者の後ろに立ってた奴に胸ぐら捕まれた

｢おい！主を忘れるなぞ｢待って！長谷部！｣｣

ガクガク揺すられたけど、おかげで思い出した
『もしかして、前に馬鹿に絡まれてた子か？』

｢えっと……はい、その時はお世話になりました｣

長谷部を自分の後ろに戻して深く頭を下げられた
『あー、アンタが頭下げる必要は無いって』
頭を掻きながら言えば、顔を上げる相手さん
『アレは俺がやりたくてやったんだ、礼を言われる事じゃない
それに、長谷部が手伝ってくれたんだ、俺の方こそ礼を言う方だよ』

俺は相手の方を向いて笑う
『あの時はありがとうな』
｢いや、俺は主に無礼を働いた奴に当然の報いをくれてやっただけだ｣
『なら、お互い様だろ』

俺達のやり取りを見て、女審神者は笑っていた
｢仲良しですね！｣
｢な、主!?違います｣
『なんだよー悪戯友達だろー』
｢貴様、ふざけたことを抜かすな！｣
『真面目だなぁ』

なんて少し長谷部をからかってたら、女審神者が何か思い出した感じで話掛けてきた

｢あの、この前の審神者さん、所謂ブラック審神者だったらしくて…審神者権限は剥奪されてしまったんですって
それと、貴方の噂が＜ブラック審神者ハンター＞って流れてるんですよ｣

女審神者は凄いですねって目をキラキラさせて此方を見てるが、俺は初耳の噂に驚いた
『何それ、初めて聞いた…』
｢この間も、暴力審神者を裁いたって流れてました！｣
『うえぇぇえ？……裁いて無いし』

暫く噂の話を聞いたが、どうやら外面はバレて無いらしい事が解った
そのあと、女審神者改め優季と連絡先を交換して別れた

『……暫く大人しくしよう…』


多分、自分でも無理だとは思うが、噂が広まらないように気を付けようと心がける事にした…


つづく

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今日の殴る相手と方法

言い掛かりを付ける審神者に頭突き

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