ヤンキーが【刀剣乱舞】審神者やっちゃ悪ぃのかよ？

ニコイチだな ページ43

近侍になる奴は一人だ

だが、何で今執務室に三人でいるんだ？
『なぁ、今日の近侍は…』
｢俺だな！｣

元気に胸張って和泉守が返事をする
その横に笑顔の堀川がいる
『じゃあ堀川はどうして此処に？相棒だからか？』
まさかとは思うがそう聞けば、此方を向く堀川
｢さすが主さん！その通りだよ、僕は兼さんの助手だからね！｣
｢国広…まぁ、助かっちゃ居るが、近侍の仕事くれェ俺だって一人で出来るぜ？｣

助手としてヤル気満々の国広だが、和泉守は少し困ってるな
『……なぁ、堀川』
｢？主さん、兼さんじゃなくて僕に用？｣
『用ってか、提案だな』

話してる俺達を見てる和泉守の肩に手を置く
『取り合えず最初は和泉守一人でやって貰う』
｢え、でも僕…｣
悪いけど、堀川の言葉を遮る
『もし、俺か和泉守のどっちかでも手伝って欲しくなったら堀川に声をかける
それまでは、堀川は待機、休んでてくれ』
｢……｣

考えてる様子の堀川に、和泉守が声をかける
｢そうしようぜ？
カッコ良くて強ぉい俺様がちゃんと仕事も片付けてやる｣
『ま、最初は様子見しようぜ？』

二人でそう言えば、頷く国広
｢主さんと兼さんにそう言われたら仕方ないね
何かあったら呼んでね？｣
｢あぁ、解ったよ｣

何とか一段落して、堀川は下がった

｢よっし、仕事するか｣
『あぁ、まぁ基本情報伝達宜しく』

その後は、和泉守に情報伝達を頼んで、俺は書類を片付けた
時々和泉守が間違えそうになったときに、堀川がフォローしてたのは本人には言わないでおこう

『っし、此で今日の仕事は終わりだな
和泉守、近侍お疲れさん』
書類を片付けてこんのすけに渡して、和泉守の方を向けば、此方を見て笑う和泉守
｢終わったのか、俺はほぼ話聞くだけだったし、思ったよりも楽だったな｣

無邪気に笑う和泉守に釣られて俺も少し笑う

『そうか、次あったら頼む』
｢おう、任せろ！｣

和泉守と話していると、堀川が来た
｢そろそろ終わったかなって思って、おやつ持ってきたよ｣
堀川の言葉に和泉守が反応して障子を開けた

｢丁度小腹が空いてたんだ｣
｢お茶も入れてきたんだ、主さんもお饅頭食べよう？｣
言いながら、三人分のお茶を机に置く堀川と、既に饅頭を囓る和泉守に笑いながら俺も座り直す

『本当にお前達は息が合った相棒同士だな』

揃って俺を見返す二人にまた俺は笑う

俺たちは夕食の時間まで三人で話していた


つづく


この先、投稿が３日４日先になりそうです
申し訳ありません

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今日の殴る相手と方法

言い掛かりを付ける審神者に頭突き

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