ヤンキーが【刀剣乱舞】審神者やっちゃ悪ぃのかよ？

懐かしいけど体力が… ページ25

少し考えていたら、横から声をかけられて驚いた

｢此からどうすんだ？大将｣

『!?お、おぉ、薬研か驚いた…』
気配感じなかった…

｢驚かせちまったか？短刀は隠蔽が高いからな、解らなくても無理はない｣
『しかも、足も早いよな？俺確実に捕まる気がする』
散った時の脱兎の勢いは、確実に追い付けそうになかったから、隠れたんだが見つかることも多分にありそうだ

｢そうだな、まぁその時は俺が大将を助けるから大丈夫だぜ｣
何だろうな、捕まるのは前提条件にされてるけど、男前な発言で嫌な気分にはならない、むしろ格好いい奴だな

『薬研は何だか兄貴って感じだな？』
良い兄貴って感じかとか思いつつ頭を撫でる
｢まぁ、兄弟の兄貴分と言われることは多いな…大将は短刀を撫でるのが好きなのか？｣

『あー…そうかもな、今まであんまり他人と交流してなかったから良く解らないが、嫌だったら止めるから言ってくれ』
｢嫌じゃねぇのは解ってるだろ？｣
花弁が舞っているが、少し気恥ずかしそうに俯いている、今度は可愛いな
『なら、良いよな？』
そのまま撫でてたら、腕を捕まれた
｢大将ばかりだと不公平だよな？俺っちからも触れても良いか？｣

おっと、此はヤバい
何で自然に壁ドン状態になってんだよ

『まぁ、悪くはないが……この状態じゃ無くても…』
｢じゃあ良いよな？｣
後半の言葉は無視されたな、そのまま俺の頭を撫でようと手を伸ばしてくる薬研
だが、今はドロケイ中だ

｢見、見つけました！薬研兄さんと主様です！｣
五虎退が壁を回り込んだ所で恐らく他の警察役に声をかけている
『｢やっべ｣』
急いで二人で五虎退の居る方とは逆の方向に逃げるが
｢挟み撃ちだ！｣
厚が反対方向から来た
『仕方ない、薬研、俺が囮やるから早く逃げろよ』
｢おい、大将!?｣
『じゃあな、おい！厚、五虎退、此方だ！大将首は此方だぞー！』

｢あっ！待って下さい！｣
｢大将首は俺が貰ったー！｣
『簡単にはやらねーぞ！』

お互い叫びながら逃げるが、一分で五虎退に捕まった
『あー、やっぱり足早いな、逃げんのは無理か…』
｢くっそー！俺が捕まえたかったのになぁ、五虎退上手くやったな！｣
｢えへへ、頑張りました！｣
息を整えつつ、五虎退に牢屋まで連行されるのだった

つづく

牢屋トーク→←短刀と遊ぶぞ

今日の殴る相手と方法

言い掛かりを付ける審神者に頭突き

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