ヤンキーが【刀剣乱舞】審神者やっちゃ悪ぃのかよ？

暇が出来たと思ったら違かった ページ20

遠征部隊の見送りの後､暇になったと思ったら､こんのすけに書類整備をしてくれと言われた
『書類仕事か…』
｢大丈夫です！私も付いておりますし､大倶利伽羅殿もお手伝い頂けます｣
『…え？大倶利伽羅が？』
｢近侍が俺だからだ｣

うん､よく解らないが､近侍だと仕事を手伝ってくれるんだな
『宜しく頼む』
｢…馴れ合うつもりはない…｣
『そうか､大体理解できたら好きに過ごしてくれ』
｢…分かった｣

執務室に入ると､埃臭さが鼻をつく
『あー､隣はまだ掃除してなかった…』
｢大体払えば大丈夫だろう｣
『あ､良いって!神様にやらせられないから､ちょっと待っててくれ』
そのまま入って掃除をし始めようとしてた大倶利伽羅の背中を押して部屋から出す
｢おい｣
『ざっとやっちまうから､少ししたら来てくれ』

ちょっと文句が有りそうだったが聞かずに部屋に戻る
『さて､仕事前に一頑張りするかー』
換気をして､埃を上から落として最後に拭き取る
大体３０分で終わった

『っし､執務室が汚部屋じゃなくて助かったな』
｢おい､終わったか？｣
『おう､今終わったグッドタイミングだな』
｢そうか｣

大倶利伽羅は部屋に入って机の横の座布団に座って此方を見上げる
｢さっさと済ませるぞ｣
『おう』
俺も机に向かって座り､こんのすけが用意した書類にやっと取り掛かった

20分後…
｢…大体解ったか？｣
『んー､そうだな､何とか…後はこんのすけに聞きながらでもいけると思う』
｢そうか｣
あんまり喋る方じゃ無いだろうに､細かく説明して疲れたんだろうな､ため息ついてる
『助かったよ､ありがとうな』
礼を言えば､顔を反らされる
｢…馴れ合うつもりはない｣
『？そうか』
なんだ？照れ隠しか？面白い奴だな
『まぁ､最初にも言ったが､後は好きに過ごしてくれ』
｢…｣
声は出さないが、頷いたのを確認して、俺は残った書類に向き合った


…地味な作業って集中し始めると周りが見えなくなるよな？
気付いたら一時間位経ってた…
でもお陰で今ある書類は全部片付いた
『っし､終わったぁー』
少し固まった肩を伸ばしてたら後ろから声がかけられた
｢終わったか｣
『…おう､終わったけど…』
ずっと居たのか…気付かんかった
｢少ししたら遠征部隊の連中も帰ってくる、それまで休め｣
大倶利伽羅は仕上げた書類を持って部屋から出ていった
『…割と馴れ合ってるよな…？』

本人が言う言葉とは裏腹な行動に、つい独り言ちていた


つづく

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今日の殴る相手と方法

言い掛かりを付ける審神者に頭突き

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