ヤンキーが【刀剣乱舞】審神者やっちゃ悪ぃのかよ？

お掃除ってかゴミ捨てだな ページ17

バッサ
でかいゴミ袋を広げて、目につくものを詰めていく
何かカピカピの布団、同じくカピカピな座布団、襖の破片、食い物の屑、ゴミ
ガラス片、ティッシュの固まり、アハンな本、茶渋がカビてる湯飲み、転がってる玩具
分別なんてしないで詰めていくと、そんなに広くない部屋の筈なのに、５袋も使った
タンスも中身も詰めたら８袋だ

『うえ、気持ち悪ぃ…』
色々捨てて物は無くなったが、何故か壁にも何か付着してる
｢主さん、大丈夫？｣
『あー、襖と畳は全取っ替えかな
…主って言うな…』
黒髪に青い目の奴が来た
｢あはは、主呼びに慣れてきた？反応遅くなってきてるね｣

『そうだな…ってか、お前は何て名前？』
｢あ、名乗り遅れてゴメンね、僕は堀川国広、兼さん…和泉守兼定と前の主が同じで、相棒だったんだ｣
『へぇ……確か朝起こしてたよな？』
｢あはは、皆一緒だったもんね、兼さんは朝が弱くって…｣

ん？何か兼さんトークが切れない…


『…あの、話は今度聞くから、掃除してても良いか？』
｢あ、ゴメンね！僕も手伝うよ｣

兼さんの紹介を止めると、困ったように笑って手伝いをしようとするのを止めた
『いいよ、こんな汚いの、神様の出る所じゃねぇし』
｢でも…｣

手伝いは断ったが、まだ悩んでいる堀川
だが、何処かから堀川を呼ぶ声が聞こえてきた
｢あ、兼さん…｣
『おお、相棒が呼んでんなら行かねぇとな？』

手は汚れてるので、腕で背中を押すと、一度振り返る
｢後でまた来るね、主さん！｣
『おう、…主言うなー！』

もう何度目か忘れた文句に笑って、堀川は去っていった

『あともうちょい頑張るかー』
こんのすけに畳と襖と備品の交換を頼み
壁の残骸も取り去った

…………殺風景だけど綺麗になったな

『これで、今日からの寝床は用意できたな…』

少し洗剤臭いが、何とか掃除は終った


…全部捨てるようにすると取捨選択しなくて良いから早かったな

丁度昼時になるので、広間に向かうため

自室となる審神者部屋を後にした


……続く

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今日の殴る相手と方法

言い掛かりを付ける審神者に頭突き

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