ヤンキーが【刀剣乱舞】審神者やっちゃ悪ぃのかよ？

ヤンキー、ブラック本丸へ行く ページ1

何時もの如く、単車を転がしていたとき
何時もと違うことがあった

『!?挟まれた』

黒塗りの車に左右と後ろを囲まれ、前のトラックがスロープを下ろしながら空いた

それと同時に、後の車が追い上げてくる

『ッチ』

スピードも出てる以上、下手は出来ない
誘導にそのまま乗る他なかった


ガチャン

乗り込んだトラックは、態々電気が付けてあり、扉を閉められても明るかった
扉の前には一人、反対の目の前には二人黒尽くめの男が立っている

『オイ、アンタ等何処の奴だ？
よくもまぁ手の込んだ事をしてんじゃねーか』


機嫌と比例して低い声が出たが、目の前の奴らは気にも止めてない様子で紙束を出してくる

｢夏様、貴女は霊力が多すぎるので、審神者になって貰います｣
『ざけてんじゃねぇよ
んな知らねぇ物に成れるか？ボケてんじゃねぇよ！！』

怒りに任せてトラックの荷台を叩く、壁が少し凹んだが、顔色一つ変えない

「これは政府の決定です、貴方に拒否する権利はない」
『っんだよソレ、さっきから説明する気も無ぇのか!?』

今度は当てるつもりで目の前の奴に近付く、と横にいた奴が何かを此方に向けて来た



プシューッ
気の抜ける音と共に煙が充満した

『っだよコレ、毒ガス……？』

意識はあるが、体が動かせない、唯一動く目線を動かすと、黒尽くめはガスマスクを付けていた

『て、めぇら……何がしてぇんだよ……』

｢説明しますので、そのままお聞きください。｣

丁寧語で話を聞かされたが、理解できる内容ではなかった
歴史修正？なんだそりゃ？霊力？知るかボケ


｢夏様はブラック本丸に行って頂きます｣

今度はブラック本丸って何だよ
そう思ったが、余り動かない体で話すのも辛くて睨むだけになってる

｢では、あと少し休んでいてください、到着したら起きていただきます｣

そう言って、また何かガスを嗅がされ
急に来た眠気に抗えず
意識は暗転してしまった


…………

説明されたこと
･歴史修正主義者のこと、やっつけろ
･刀剣男士って奴と暮らす
･行き先は何か審神者やってた人間が暴力、強制労働、気分の破壊、夜伽強制とやらがあった本丸
･前の審神者居るからやっつけてね
･霊力について、霊力を流し込んだ刀剣男士に対して出来ること
･夏の霊力の大きさが膨大すぎだとか何とか

アンタ等神様だろ？→

今日の殴る相手と方法

言い掛かりを付ける審神者に頭突き

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