【呪術廻戦】弟に猿と罵られました

6. ページ8

・





家入「・・つまり呪霊を祓うたびに吐血すると？」


『たびというよりは9割5分くらいで吐血します』


家入「ほとんど同じじゃないですか。体に影響は？」




Aの話をカルテにまとめながら厄介な天与呪縛だとこぼす家入




『常に反転術式を使っているので体にさほど影響はありません。ただ、祓う時は反転術式を解くのでその影響で吐血してしまうのかと』




Aの話によると反転術式を使っていないと生活するのもままならないらしい



家入「本当に術師になるつもりですか？この体だと危険すぎる」



Aは膨大な呪力を持っている。量だけなれ五条に並ぶほどのしかしそのほとんどを反転術式に費やしているために微弱な呪力しか感じられない


戦闘にでるには些かリスクが高い



『そうですね。できるなら私も静かに暮らしたいですが高専に見つかった以上難しいでしょう？』



家入「・・申し訳ない」


『家入さんが悪い訳では無いのでそんな顔なさらないでください』




夏油Aの術式は本人の申告から呪霊操術であるとそれはAを保護した冥冥も記録している


現特級呪術師と同じ術式を持つAを上層部はが野放しにするはずもなかった



『それと、天与呪縛については内密にして欲しいんです』



家入「・・・分かりました。学長には報告するが内密にしましょう。」



Aはありがとうございますとお礼を言いながら話が早いなと思った



先程話しかけられた夏油傑とは違い端的に無駄な話はしない深堀しない。Aは家入の心遣いが気持ちよかった



特級と同じ術式を持つ女が天与呪縛によって体が病に侵されているなんて知られてしまえば利用されるに決まっているし敵にしられれば致命傷ともなる



そう説明しようと思っていたのに家入は察して直ぐに処置をとってくれた



少しだけほんの少しだけザワついていた心が落ち着いていく




ガラッ！！



「「夏油様のお姉さんが現れたってほんと！？」」




突然現れた双子にAの心は再びざわついた




"親切な人"が教えてくれた



彼女達は夏油傑の"家族"だと

7.→←5.

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す