【呪術廻戦】地味子だと油断していました

・ ページ12

・




久しぶりの単独任務


場所は山奥の人里離れた村


まずは村人に話を聞こうと思ったら既に背の高い黒髪の男性が来たと言われた



呪霊も祓った後みたいだから帰ろうとすればまだ原因は解決してないとか訳の分からないことを言われた




『既に祓魔は終わってます。村の厄災の原因はありませんよ』



「そんかはずはない！」

「あの子らがまだ生きている！」

「今村長達が呪術師様をあいつらの元へお連れしてる！あんたもあいつらを見れば分かるはずだ！！」






『・・はぁ、くそだるい』




こいつら目がキマってんだよな。こーいう孤立した集落は偏った考えがえるからめんどいんだよ





私の嫌な予感は残念ながら的中した



『紫煙幻術・壱 因果応報夢見心地』



フッーと煙を吐き紫の煙が蔓延する




夏油「・・A」



『何してんだ夏油。その手の中のヤツをしまえ』



夏油の目の前には二人の少女。視線からして呪霊は見えてんな


私の煙を吸って眠った男と女


座敷牢に肩を寄せ合う二人は傷だらけだ



なるほど。この集落はクソらしい



夏油は一向に手の中の呪霊を戻そうとしない



倒れている非術師に対する視線がやばいな



夏油「非術師が全員死ねば呪霊は生まれない」



『あ？』



術師からは呪霊が生まれない。なら呪霊を生む非術師が全員死ねばいい。



なるほど極論だ



『意味わかんねーな』



夏油「理解されたいなんて思ってない。私はもう非術師を守ろうなんて思わない」



目の下のくまが酷いな。前にあった時より痩せたか？



夏油は私の言葉を待っている



何を聞きたいのかなんて言って欲しいのか


肯定されたいのか否定されたいのか


馬鹿馬鹿しい。私は答えをやるほど優しくはないんだよ





『おーよちよち。かわいそうに、非術師がいじわるで辛かったですね〜。守ってあげようとしたのにひどいことされて悲しかったですね〜。慰めてあげようかすぐるくん？』





夏油は私の言葉に眉を寄せた



馬鹿にしてるのかと



ああ、そうだ馬鹿にしてるよ




お前は馬鹿だよ夏油





『村の連中は私の術式で全員眠ってる殺したきゃ殺しにいけ』




私に救いを求めるなんて馬鹿げてる

・→←変化

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す