【呪術廻戦】地味子だと油断していました

・ ページ9

・夏油傑サイド




灰原「あ！夏油さん九十九さんが探してましたよ！」



夏油「・・そう。ありがとう探してみるよ」




九十九由基。また来たのか



あの仮説を聞いてから私の頭の中でぐるぐると回る非術師を守るのか嫌うのか




前と同じように共有スペースでソファに座る九十九とその前に立つAが視界に入った




二人で話していたのか。盗み聞きするようで悪いし一度もど・・




九十九「どんな男がタイプかな？」


ピタッ



・・・いや、何止まってるんだ。盗み聞きなんて悪いといまさっき思っただろ



それこそ好きなタイプなんて異性に聞かれたくないだろうし



気にならないと言えば嘘になるが



・・・・いや、まあ、たまたま通りがかっただけだしたまたま耳に入ることもあるだろ


断じて盗み聞きではないし、気にもなってない



『・・水〇豊』





・・・・なるほど



そうだな。うん、彼は確かにかっこいい



ああ、あの有名なドラマの役が特に好きなのか



ドラマの役がタイプとは難しくないか？


まだ18だしあの渋さは出ないし


事件でも解決すればいいのか？


紅茶を高くからそそげばいいのか？



それくらいなら今からでもできるか




・・いや、別にAのタイプに寄せる必要はないだろ




いつの間にか二人の話は終わっていた




さすがにここにいたらバレるか




九十九「田中Aいや………天内A」






・・・・は？



天内と言ったか、いま？


その場に立ち尽くすとこちらに向かってきたAに缶コーヒーを投げ渡される


ぼーとしながらそれを受け取り視線をAに向ける



『覗いてんな』


盗み聞きするつもりはなかったんだ


九十九と何を話していたの？


天内ってどういうこと？




聞きたいことは色々あるのに口から出たのは




夏油「・・・水〇豊がタイプなのかい」


『聞きたいのそれかよ』

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