「ＢＲＯＴＨＥＲＳ ＣＯＮＦＬＩＣＴ」 行ってきます・・・そして、さよなら２。

朝日奈家にて。２（微妙に追加） ページ4

祈「大変だ、Aが部屋にいないんだ！」

椿「そりゃ、部屋にいない事もあるんじゃねーの？」

祈「だって、この時間だよ？それに勉強道具や、身の回りの物がないんだよ」

要「祈織！それは本当か？！」

祈「この状態で僕が嘘を言うと思うの？」

右「もしかしたら、Aも友達の家に行ったのかもしれませんね」

要「はぁ？京兄、よくそんな悠長に構えてられるね？」

梓「僕、ちょっと家の中を見て来るよ」

昴「俺も、手伝うよ」

梓「ありがとう、昴。じゃ、４階をお願いできる？僕は３階を見てくるから」

椿「・・・・・・・・」

要「じゃ俺は風呂場を見てくるよ」

祈「僕は、Aに電話をしてみる」

琉「うん、祈織君よろしくね、・・・僕は・・・中庭を見てくる」



椿「なぁ、京兄・・・。なんでAは居ないと思う？」

右「それは・・・、昼間の事があったからだと言いたいんですか？」

侑「俺達、ちょっと言い過ぎたのかな？」

椿「でも、俺達が言わないと、いつまでたっても絵麻ちゃんが家事をやらされることになるんだぞ？」

侑「それは、そうだけど・・・」

右「家のどこかにいるといいんですが・・・」



梓「どこにもいないね」

祈「電話もつながらないよ」

昴「４階にも、いねぇ」

要「風呂場にも居なかった。いったいどこに行ったんだ・・・？」

右「・・・本当にいないのですか？」

椿「まじで？」

琉「Aちゃん・・・外にも・・・いなかった」

侑「俺のせいだ・・・。きっと俺のせいだ」

祈「それ・・・、どういう意味なの？」

右「今日の昼間に、ちょっとありまして」

要「ちょっとあったって？何があったの、京兄。いつもの京兄らしくないよ？」

椿「俺が、Aにひどい事言ったんだよ」

梓「椿、何を言ったの？具体的に話してみてよ」

椿「あ、梓。それが・・・。それが」

梓「椿！しっかりして、ちゃんと僕の目を見て話して」

椿「俺達３人で・・・、Aのこと責めたんだ。それで出て行けって」

祈「責めた・・・出て行け？Aは何も責められるような事はしてないよ？」

侑「最近Aねぇが、家事の手伝いをしないから、あいつが可哀そうだ・・って」

右「・・・、少し言いすぎたかもしれません」

要「少しどころじゃないだろ？」

琉「それで、Aちゃん・・・、何て？」

椿「私だって、やってるから・・・って」

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