いよいよ、だね。 ページ29
雅「ただいま」
リビングにいた兄弟の目線が集中する。
もちろん、理由は分かっている、Aの手紙の件だろう。
雅「そんなに、喰いつくような目で見ないでよ。分かってるからさ」
祈「雅臣兄さん、焦らさないでよ」
右「祈織、待ちなさい。雅臣兄さんは今仕事から帰ってきたところなんですよ?夕食だってまだなんですから」
光「急に呼び出されて、ここへ来たら凄く重い雰囲気だったから焦ったわよ」
右「光、女言葉はやめろと言ったはずですが?それに、まだ風斗が仕事から戻っていませんし、手紙を読むのは雅臣兄さんが夕食を食べ終わった後と言う事で良いですね?」
梓「じゃ、だいたい9時ごろって事でいいかな?」
琉「場所はここでいいの?」
雅「う・・・ん、そうだね。リビングでいいよ。絵麻ちゃんもその時間にここに来れる?」
絵「わ、・・・私もですか?」
雅「もちろんだよ?君へのメッセージもあるから、聞いてもらった方がいいと思うんだけど」
絵「・・・・、来れたら、来ます」
棗「無理・・・するなよ?」
彼女は、思いつめたような目でみんなを見渡した後、リビングを出て行った。
椿「なぁ、絵麻ちゃんは来ないんじゃないか?」
梓「それは、自分がした事が全て手紙に書いてあると思ってるって事?」
要「きっと居心地は悪いだろうね」
右「さぁ、雅臣兄さん、夕食をどうぞ」
雅「ありがとう、じゃ他のみんなも9時ごろ集合ね。その頃には風斗も帰ってきてるだろうから」
昴「じゃ、俺達一旦部屋に戻ってるから」
右「雅臣兄さん、いよいよですね」
雅「いよいよ、だね」
右「私も今日は仕事が手につかず、早く夜にならないかとそればかり思っていました」
雅「右京にしては、珍しいんじゃない?」
右「Aの事ですからね、仕事が手につかなくて当り前です」
雅「昔から右京は、Aの事となると人が変わったからね」
右「それを言わないいでください。つい先日までの自分が悔やまれてならないんですから」
雅「そうだね、ごめん・・・」
右「・・・謝らないでください」
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水無月のぞみ - この終わりは納得出来ない。仲直りしてHappyendが良かった。 (2022年1月13日 15時) (レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
hopelove(プロフ) - 続きが気になります! (2021年7月19日 21時) (レス) id: 56f4aea527 (このIDを非表示/違反報告)
さあ - 続編お願いします!!!できたらで良いですから (2020年12月31日 3時) (レス) id: 7aaf2735e4 (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - 今更こんな素敵な小説を見つけました、、、これで完結なのがざんねんです、、家に帰ってきた主人公が見たいなぁ、、、作者様が思い出した時に続き待ってます。お気に入り登録させていただきました。 (2020年12月22日 2時) (レス) id: e6178d185a (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - とても好きで何回も読み返してます!彼女はもう帰らないのですか?皆んなとこのままでしょうか?続きが気になって仕方ないです!!いつまでも待つので、ぜひ続きを、、、!! (2020年4月9日 0時) (レス) id: 13503def23 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めぎめぎ | 作成日時:2013年12月4日 9時