「ＢＲＯＴＨＥＲＳ ＣＯＮＦＬＩＣＴ」 行ってきます・・・そして、さよなら２。

伝えていない、大切な事。 ページ28

弥「僕も、学校行ってきまーす！」

右「弥！車に気をつけるんですよ？」



要「ねぇ、京兄・・・。夜に雅兄は話すって言ってたけど、彼女はどうするの？同席する訳？」

右「そうですね、彼女はいない方がいいような気がしますね」

昴「さっきは言わなかったけど、郵便受けにAから手紙が入ってた」

風「ねぇ！何でもっと早く言わないの？どんな内容だったの！」

昴「中身はまだ読んでない、雅兄が持って行ったから。内容についてはまた夜集まった時に話してくれるんだと・・・思う」

右「でしょうね。それならなおさら彼女はいない方がいいでしょうね」

風「ふん、ずぅずぅしい女だから、平気で聞けるんじゃないの？」

要「ふぅちゃん、ちょっと言い過ぎなんじゃないかな？」

風「はっ！良くそんな事が言えるよね、Aねぇは家を出て行ったんだよ？それだけのことをさせたんだろ？あの女はさ？」

右「風斗！遅刻しますよ！その話は夜に聞きますから、早く学校へ行きなさい」

風「僕は絶対に許さない、絶対にね」

要「じゃ、俺も檀家さんと打ち合わせがあるから、出かけてくるわ。なるべく早く帰るようにするから」

右「はぁ、檀家さんと打ち合わせねぇ・・・。真面目に仕事してるんでしょうか？」




病院−
雅「A本当にもう帰ってこないってことなのかな・・・」

昴から受け取った手紙を読んだ。
そこには兄弟１人１人に宛てたメッセージと、絵麻ちゃんへのメッセージが書いてあった。
その手紙には、これからどうするのか、どこへ行くのかなど何も書かれていなかったから、僕達からAへ連絡を取る事は出来なさそう。
内容はAらしく、読んでいて思わず笑みがこぼれた。
でも、これは言ってみれば『別れの手紙』の訳だ。


雅「もう、二度と会えないのかな？」

・・・、そうだとしたら悲しすぎる。
まだ、僕はAに伝えていない大切な事があるっていうのに。

いよいよ、だね。→←手紙。

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