「ＢＲＯＴＨＥＲＳ ＣＯＮＦＬＩＣＴ」 行ってきます・・・そして、さよなら２。

彼女も、被害者？ ページ25

右「おはようございます」

絵「おはようございます、右京さん」

昴「・・・はよ。京兄、俺ロードワーク行ってくる」

右「はい、分かりました。気をつけて行ってくるのですよ」

絵「昴さん、行ってらっしゃい」

右「今日は、クロワッサンにボイルしたソーセージ、スクランブルエッグ、グリーンサラダです」

絵「はい、それでは私はスクランブルエッグと、サラダを作りますね」

右「よろしくお願いします」
こうして２人で料理をしていると、つい先日家族会議をした内容の事が思い出されます。
Aが絡んでこないと、あのような事(をしたかもしれない)があったなんて信じられません。

雅「ふあぁ、右京おはよう。絵麻ちゃんもいつもありがとう」

右「おはようございます」

絵「雅臣さん、おはようございます。これくらいの事当り前ですよ」

雅「・・・・、そうかな？いつも感謝してるよ」
今日もだ、彼女はAがいなくても、いつもAの影におびえてる。
彼女の心が、『私を見てください！私はここにいます！』と叫んでいるのを感じられる。
彼女も、被害者なんだろうな・・・。


プルルルルル・・・・。

雅「何だろう、こんな朝早くに？急患だったら、僕の携帯の方に連絡が来るはずだし？−−−−もしもし？」

雅「あ、母さん。こんな朝早くにどうしたの？・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・え？Aからさっき連絡があった？・・・うん。・・・・なんだって？Aがそんなこと？・・・で、母さんはどうしたの？」

要「京兄、絵麻ちゃんおはよう。あれ？こんな朝早くに誰？」

右「母さんからです。Aから連絡があったみたいですね」



雅「それで、切れちゃったの？・・・そうか、僕たちも連絡が取りたかったんだけど、携帯には連絡がつかなくて・・・。無事なら良かった。うん、また分かったら連絡するよ」

右「・・・雅臣兄さん、母さんは何と言ったんですか？」

雅「今朝早くに、母さんの所にAから連絡が入ったらしい。内容は、・・・もう高校も卒業だし、一人暮らしを始めたいって。母さんがいろいろ聞きだそうとしたらしいんだけど、だめだったらしい」

雅「落ちついたら連絡するから心配しないでって。後・・・、僕たちに『今までたくさん愛してくれてありがとう、私はこれで十分だからって。これからは絵麻ちゃんの事を、たくさんたくさん愛してあげて・・・って』」

騒然。→←電話。

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