「ＢＲＯＴＨＥＲＳ ＣＯＮＦＬＩＣＴ」 行ってきます・・・そして、さよなら２。

家族会議２。 ページ17

椿「Aを責めた俺が言うのもなんだけど・・・、見たこと無い」

侑「お、俺も・・・。アイツから聞いただけ」

雅「それから？他には？」

昴「俺も・・・ない。

風「僕は、Aねぇが洗濯ものをしまってるところを見たよ？その時チャラ声優とかは、リビングでバカ女と一緒に紅茶飲んでケーキ食べてたね。ねぇさんに聞いたら『誘われてない』って言ってたけど？」

椿「・・・・」

琉「多分、僕・・・その後Aちゃんの部屋に行った・・・。お客さんから・・・ケーキ貰ったから。Aちゃんその時でも、・・・みんなの事・・・気にしてた。・・・ちょっと、寂しそうだった」

風「僕が、誘われてないんだ？って言ったら『傷つくなぁ』って。バカ女の悪口言おうとしたら『絵麻ちゃんは良い子だよ？』って言うんだよ？信じられる？」

棗「椿・・・、お前、何見てたんだ？」

椿「俺、てっきり絵麻ちゃんが誘ってるものだと思ってた。絵麻ちゃんも何も言わないし」

風「ふん、そりゃ自分に都合の悪い事は言わないだろうね、あの女」

雅「他には、ない？」

梓「僕は、家事を押し付けた・・・、っていうのとは違うけど、いい？」

雅「いいよ、何でも、関係のある事なら」

梓「彼女の誕生日プレゼントは何が良いかな、って。僕に聞いてきてって。仲良くなりたいけど、自分が喋りかけると遠慮してるのか、まだ上手く話せないって」

祈「僕も、いい？・・・、料理の事だけど、ある時Aがこう言ったんだ。『絵麻ちゃんのお料理の方がおいしいって言われたら、作れなくなるのもわかるでしょ？』って。僕が最近は料理作らないんだね？って言ったら、こう答えたんだ」

光「おいしいって言われたら・・・ね。・・・はいはい、誰がそんなこと言ったの？」

椿「俺は言ってない！」

梓「僕も普段みんなと食事してる時、誰からもそんな発言出た事無いね」

光「ふぅ〜ん、じゃAは誰からそれを聞いたのかしらね？ううん、吹き込まれたのかしら？」

風「あの女じゃないの？ってか、あの女しかいないじゃん！」

要「俺もいいかな？俺はAが掃除してたり、片づけものしてたりしたの見た事あるよ？でも、それを認められてないって感じた時に、凄くつらそうな顔で考えてたのも見た事ある。誰にも相談はしなかった、っていうか出来なかったみたいだけどね」

右「そうなら、なぜその時に言い返さなかったんですか？」

家族会議３。→←家族会議。

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す