強制連行。 ページ2
タクシーが一台、駅前に停まる。
中から、背の高い金髪の男の子が降りてくる。
あ「ルイ・・・だ。本物だ」
私は鞄を持ってルイのもとへと駆け出した。
ル「A?良かった、こんなにたくさん人が居るから探せないかと思ったよ」
あ「大丈夫、こっちから探し出せるから」
ル「さぁ、とりあえず乗って。話しはホテルに着いてからだよ」
走る事30分余り、えーっと、凄く大きいホテルの前に停まりました。
あ「あのさ、ルイ。ホテルってここ?」
ル「ん?そうだよ。我が家は日本に来る時は必ずここに泊るんだ」
あ「私こんなとこ泊れないよ・・・。想像できない」
ル「いいから、僕がおいでって言ったんだよ?それに母さんも待ってるから」
と言う訳で、強制連行です、はい。
コンコン−
ル「僕だよ、Aを連れてきたから」
?「お久しぶり、Aちゃん。部屋だけは大きいからゆっくりしていってね」
あ「こちらこそお久しぶりです、ソフィーおばさま」
今私の目の前には、顔はフランス人だけど髪の毛と目の色はブラウンのルイのお母さん、ソフィーおばさまがにこやかにほほ笑んでいる。
?「いらっしゃい。本当に久しぶり。ルイが日本に着いてきたのは君に会うのが目的だったんだよ?」
こちらは、ルイのお父さんでシャルルおじさま、生粋のフランス人だけど日本語がとても上手。
ル「父さん、今そんなこと言わなくてもいいでしょ!」
いいな、家族仲が良くって・・・。
何故か涙が頬を伝った。
ソ「Aちゃん、良かったらこの奥に使ってないベッドルームがあるの。そこを使ってもらって構わないから、落ちつくまでゆっくりしてきて。ルイ、荷物を持ってあげてね」
あ「あ、ありがとう。ごめんね気を使わせちゃって」
ル「いいんだよ。悪いと思ったけど、両親には全部話してあるから。Aは何も話さなくてもいいよ」
私はベッドに倒れこんだ。
今朝起きた事が、とても昔だったような気がする。
また、涙があふれてきた。
そして、いつの間にか意識を手放してしまっていた。
===========================================
2話目ですが、とうとう続編に来てしまいました。
いやー、家出しちゃいましたね。
さて、これからどうなるんでしょう。
私にも分かりません。
分かってるのはハッピーエンドになる?って事くらいです。
779人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
朝日奈家の三つ子は実は四つ子で、その当の本人は風斗があまっあまででれっでれな...
【ブラコン】千秋の妹が色々とヤバイのだが……
もっと見る
「アニメ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
水無月のぞみ - この終わりは納得出来ない。仲直りしてHappyendが良かった。 (2022年1月13日 15時) (レス) id: 90a3a483bc (このIDを非表示/違反報告)
hopelove(プロフ) - 続きが気になります! (2021年7月19日 21時) (レス) id: 56f4aea527 (このIDを非表示/違反報告)
さあ - 続編お願いします!!!できたらで良いですから (2020年12月31日 3時) (レス) id: 7aaf2735e4 (このIDを非表示/違反報告)
まき(プロフ) - 今更こんな素敵な小説を見つけました、、、これで完結なのがざんねんです、、家に帰ってきた主人公が見たいなぁ、、、作者様が思い出した時に続き待ってます。お気に入り登録させていただきました。 (2020年12月22日 2時) (レス) id: e6178d185a (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ(プロフ) - とても好きで何回も読み返してます!彼女はもう帰らないのですか?皆んなとこのままでしょうか?続きが気になって仕方ないです!!いつまでも待つので、ぜひ続きを、、、!! (2020年4月9日 0時) (レス) id: 13503def23 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:めぎめぎ | 作成日時:2013年12月4日 9時