気に入らない・・・(絵) ページ9
絵麻side
なんだかさっきからAっていう長女の話ばかりしている。
私がここにいるのに・・・なんだか凄く気に入らない。
昴「学校までは無理かもしれないけど、俺が途中まで迎えに行っても良いが」
祈「Aの事だから、きっと学校を出る前に僕にメールしてくると思うし、まだ大丈夫じゃないかな?」
弥「早く、Aちゃん帰ってこないかなー?」
絵「あのー?Aさんってどういう方なんですか?」
雅「んー、とっても優しい子だよ?祈織と同い年で学校も同じなんだ」
要「俺の、天使ちゃんなんだよねー。マジ天使」
椿「かな兄のじゃないだろ?俺のだよ☆俺だけの天使なんだよー」
梓「ほら、彼女引いちゃってるよ?大丈夫いつもの事だから気にしないで」
要「ヤキモチやいちゃった?でも君も可愛いし、十分天使の資格あるから」
天使・・・っていうか、注目されるのは私だけでいい。
そのAって子、はっきり言っていらない感じ、マジ気に入らない。
絵「あ、祈織・・・さん?どうされたんですか?」
急に祈織さんが席を立った、どうしたのかと思うとリビングから出て行ってしまう。
右「・・・大丈夫ですよ、きっとAから連絡が来たのでしょう。迎えに行ったのですよ」
要「っなら、俺も一緒に迎えに行ってこようかな〜」
椿「あっ!かな兄が行くなら、俺も☆」
右「いいから、お前たちは大人しく座っていなさい!」
顔ではにこにこ笑いながら、心ではどす黒い感情が渦巻いている。
10分ほどたっただろうか?
あ「あ、帰ってくるのが遅くなってごめんなさい。私はAです。祈織と同じ高校に通ってます。これから仲良くしようね、よろしくお願いします」
絵「絵麻といいます、これからよろしくお願いします」
お互いに自己紹介を済ませる。
思った通り兄弟達は彼女にいろいろと話しかける。
今日は私が主役なのに。
食事の時間でも・・・。
目の前で気分悪い事されたから、身体が震えてきちゃってご飯が食べられない。
向こうは、笑っちゃてて食べられないって、勘違いしてたけど。
その後私が少し熱を出し、要さんが差し入れを持って来てくれた。
あの子は入浴剤をくれたらしい、後で捨てておこう。
丁度その時エレベーター近くであの子を見た。
熱でフラついたふりをして、要さんの胸の中に倒れこむ。
フフフ・・・、これで勘違いすればいい。
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無神 杏李(プロフ) - 続編来ましたねぇー♪♪たのしみです!どうなるのかドキドキが止まらない… (2013年12月4日 22時) (レス) id: 4470c252d3 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - もお、泣けてくるわ。続き行きます! (2013年12月4日 21時) (レス) id: 5a39202ede (このIDを非表示/違反報告)
めぎめぎ(プロフ) - のんさん» いやいや、50話使いきったよ。続編の方もよろしくお願いするでやんすよ。はぁ、夢主ちゃんどうなっちゃうんだろうね。心配だわー。 (2013年12月4日 9時) (レス) id: bdd382840f (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 面白かった!お疲れ様!傷ついでばっかりの夢主ちゃん、幸せになってほちい。更新頑張って下さい! (2013年12月4日 5時) (レス) id: 5a39202ede (このIDを非表示/違反報告)
めぎめぎ(プロフ) - 無神 杏李さん» ありがとうございます!そう言ってもらえるととてもうれしいです。 (2013年12月3日 9時) (レス) id: bdd382840f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:めぎめぎ | 作成日時:2013年11月17日 0時