出て行け。 ページ49
椿「口だけで言ったって、誰も信じてなんかくれないさ」
右「朝から何を言い合ってるんですか？」
椿「Aがさ、自分が昨日の後片付けしたみたいな事言ってくるから、腹が立って」
あ「だって、私がやったんだもん！」
右「椿もAも静かにしなさい。Aも普段から絵麻さんにやらせてばかりだから椿にそんなこと言われてしまうんですよ？」
あ「京兄まで・・・。やらせてばかりって・・・」
椿「絵麻だって、悩んでたんだからな！仲良くしたいけどAが冷たい目でにらんでくるって」
右「そんなことしていたんですか？最低ですね」
あ「だから、そんなことしてないって！」
侑「わりーな、外まで聞こえて来てたんだけど。俺も一言言っていいか？」
椿「なんだよ？侑介、Aの肩でも持つ気か？」
侑「ちげーよ、あいつも俺に相談してきたんだよ。最初は手伝ってくれてたけど夏ごろからは受験生だからって、全部私にやらせるようになってきたって。あいつは別に大丈夫だから誰にも言うなって口止めされたけど」
椿「ほら、やっぱり。Aってば、いつの間にかそんな嘘つくやつになったんだな」
あ「え？・・・違うよ。私だって、絵麻ちゃんに料理やってもらって悪いからって、掃除と洗濯やってたよ？」
右「もう、やめなさい。それ以上言い訳すると、承知しませんよ？」
あ「私だって、お料理したかった・・・んだから」
椿「ふーん、だったら何でやらねーの？やりたきゃやればいいじゃん」
侑「あいつも可哀そうだよな。自分もやりたい事があるけど、断れないからって」
右「そんなに自分のやりたい事だけやっていたいなら、１人暮らしでも何でもすればいい」
椿「そうだよ、Aこっから出て行ったら？そしたら、自分の好きなようにできるんだぜ？」
侑「そしたら、あいつもビクビクしないで暮らせるしな」
あ「・・・ひどい、ひどいよ・・・。誰も私も言う事なんて信じてくれないんだね」
右「いつも信じてもらえるような行動をしていないからこうなるんですよ。自業自得です」
あ「・・・もういい、私部屋に戻る。誰も部屋に来ないでね」
椿「頼まれたっていかないさ」
−自室
なんだかすごく寂しかった。
今まで守ってくれていたであろう人たちに、あんな事言われてしまった。
おかしいな、涙が後から後からあふれてくる、拭いても拭いてもあふれてくる。
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無神 杏李(プロフ) - 続編来ましたねぇー♪♪たのしみです！どうなるのかドキドキが止まらない… (2013年12月4日 22時) (
レス) id: 4470c252d3 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - もお、泣けてくるわ。続き行きます！ (2013年12月4日 21時) (レス) id: 5a39202ede (このIDを非表示/違反報告)
めぎめぎ(プロフ) - のんさん» いやいや、５０話使いきったよ。続編の方もよろしくお願いするでやんすよ。はぁ、夢主ちゃんどうなっちゃうんだろうね。心配だわー。 (2013年12月4日 9時) (レス) id: bdd382840f (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 面白かった！お疲れ様！傷ついでばっかりの夢主ちゃん、幸せになってほちい。更新頑張って下さい！ (2013年12月4日 5時) (レス) id: 5a39202ede (このIDを非表示/違反報告)
めぎめぎ(プロフ) - 無神 杏李さん» ありがとうございます！そう言ってもらえるととてもうれしいです。 (2013年12月3日 9時) (レス) id: bdd382840f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぎめぎ | 作成日時：2013年11月17日 0時
