「ＢＲＯＴＨＥＲＳ ＣＯＮＦＬＩＣＴ」 行ってきます・・・そして、さよなら。

雑談＆独り言。 ページ31

棗「なぁ、今回の旅行何でAは来なかったんだ？」

梓「受験勉強のためだ・・・って、言ってたけど？」

椿「・・・・・、いいんじゃね？絵麻ちゃんも居ることだし」

棗「椿、Aと何かあったのか？」

椿「べっつにー。梓ー、俺ちょっと絵麻ちゃんと海行ってくるわ」
なんか無性に腹が立つ、別にAと何かあった訳じゃない。むしろ何もない、のが腹立たしい。

梓「分かった、気をつけて行ってきて」



棗「・・・なぁ、どうしたんだ？椿の事だから、いつもはAにべったり張り付いて離れないのに。あいつ・・・いや、新しい妹と椿、何かあったのか？」

梓「さぁ、僕は何も知らないよ？ただ、Aは今回の旅行には来なくて良かったと思ってる」

棗「そうか、俺はAに会いたかったけどな。あー、何カ月会ってないんだっけ？」

梓「だったら、たまには家に顔を出したら？それか、Aを息抜きに外へ誘ってあげてよ」

棗「・・・、梓がそんなこと言いだすなんて珍しいな。本当だったらお前が外へ誘ってやりたいんじゃないのか？」

梓「そうだね、そうなんだけど。今は状況が悪いからね・・・」

棗「そうか、・・・・なんかあったら俺にも言えよ？」

梓「棗のくせに、随分と上から物を言うんだね・・・。でも、ありがとう」

棗「全くだ」



風「はぁ、Aねぇが来ると思ったから、わざわざここに顔出しに来たってのに。居ないんじゃ意味ないじゃん」
たまたま撮影が昨日までだったのと、撮影場所が近くだったからここまで足を伸ばしたのに、来てみたらAねぇはいないし。
陰険弁護士に聞いてみたら『受験勉強で忙しいらしいですよ』だって。

そんなのうそだね、僕には分かる。
僕はあまり家に帰る事が少ないけど、それでも家に帰った時はリビングのソファで『おかえり』って声をかけてくれた。

それが、今じゃあのバカ女がソファに陣取ってバカ兄貴とイチャイチャしてる。
あれじゃ、リビングに居てほしいって思う方がおかしい。
Aねぇが本当に旅行に来なかった理由を知ってる兄弟は何人いる？
良く考えて、５人くらいか・・・？
ちょっと分が悪いね・・・Aねぇ。

風「僕が毎日そばにいてあげられれば、一番なんだけどね」

孤独。→←作者よりお詫びです。ぜひお読みください。（追記）

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す