「ＢＲＯＴＨＥＲＳ ＣＯＮＦＬＩＣＴ」 行ってきます・・・そして、さよなら。

仲間はずれ？ ページ22

あ「風ちゃん、そんなこと言っちゃいけないよ？絵麻ちゃんは良い子だよ？」

風「だったら、なんでねぇさんを誘わない訳？」

あ「あ・・・、うん。ま、それはいいじゃん。私ちょっとやる事あるから部屋に戻るね」

風「あっそ、じゃ、また後で」


再び自室−
お茶かぁ・・・、なんで誘ってくれなかったんだろ？
ま、気まずくなるよりは良いけど、知りたくなかったかも。
風ちゃんってば、わざわざ報告しに来なくても良いのに・・・な。

あ「さて、洗濯物畳もうかな・・・。まずはタオルっと！」


畳み終わったから、タオルを共同風呂の箪笥にいれるついでにお掃除しておこうっと。
次は・・・、勉強しよっと。
他の事考えなくてもいいし、受験生だしね。


コンコン
琉「Aちゃん？・・・いる、かな？」

あ「はーい、いるよ。るぃ兄今日は早く帰ってこれたんだね？」
ドアを開けると、るぃ兄がケーキの箱を持ち上げてニコっと笑っている。
あぁ、癒される。

琉「お客さんから、ケーキ・・・貰った。Aちゃんと食べたいなって・・・」

あ「ほんと？嬉しい。今まで勉強してたから、少し休憩したいな。るぃ兄入って」

琉「うん、ありがと」

ミルクティーを淹れて、２人でケーキを選ぶ。
琉「Aちゃん先に選んで良いよ？残りも全部あげるから」

あ「でも、他のみんなの分は？」

琉「・・・さっき、お茶してたみたいだから、・・・いいんじゃない？」

あ「じゃ、遠慮なくいただきます。んっと、これにしよっかな」
私が選んだのはミルフィーユ、るぃ兄が選んだのはガトーショコラ。

琉「・・・ん、おいしい・・・ね？」

あ「ホント、おいしい。お客さんにありがとうって、伝えておいて？」

琉「・・・そう言えば、さっき右京兄さんが、夏の旅行・・・今年も行くって」

あ「そう・・・。私今年はどうしようか考え中なんだ。祈織と違って、勉強頑張らないといけないしさぁ」

琉「Aちゃん、・・・頑張り過ぎないように・・・ね」

あ「うん、大丈夫。ちゃんと自分の事は分かってるつもりだから」


琉「じゃ、また、・・・晩御飯の時に」

あ「ごちそうさま、またもうひと頑張り出来そう」



あ「決めた、やっぱり旅行には行かない。うん、今年の夏は勉強に掛ける！」

お茶を濁す。→←そっか。

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