優しいんだね。 ページ18
あ「あず、あず兄〜。ごめんね、ごめんね。本当にごめんなさい」
涙がポロポロ流れてきた。
あず兄は、その涙を優しく拭い取ってくれる。
梓「いいよ、ただ椿はAと一緒に出かけたかったんだよ。隣にいるのが自分だと直前まで思ってたところに、それがだめになって、その上雅臣兄さんと出かけちゃったってのが、ショックだっただけだから」
あ「つば兄にはさっき謝りに行ったんだけど、部屋から出て来てくれないし・・・。その話も聞きたくないからって」
梓「大丈夫、明日の朝には元に戻ってると思うから。それに僕からも話しておくから・・・ね？」
あ「ありがとう、お願いしちゃってもいい？あず兄、優しいんだね」
梓「大丈夫、僕に任せておいて」
−リビング
要「どうだった？」
ソファのここに座りなさいって、自分の隣をポンポンと叩く。
あ「つば兄は相変わらずだったかな。すば兄と侑介と弥は逆に大丈夫だった？って心配してくれた。後あず兄も怒ってないよって。つば兄事は明日になったら元に戻ってるから大丈夫って」
要「多分そうだと思った。言ったでしょ？うまく行くからって」
あ「うん、たまにはかな兄の言う事も当たるんだね」
要「あっ、そんな事言っちゃっていいのかな？」
あ「うそうそ、かな兄、ありがとう。ホントは頼りにしてるんだよ？」
要「後、彼女・・・絵麻ちゃんはどうだった？」
あ「えっと、これからは他の兄弟に起こすのはお願いしようかなって。私の起こし方がいけなかったのかもしれないし・・・って」
要「うーん、Aちゃんって寝起き悪くないでしょ？今日に限って起きなくて、機嫌が悪いなんて事もねぇ。だって、機嫌が悪くなる時なんて、あんまりないでしょ？」
なんて、かな兄・・・、過大評価すぎるよ。
右「とにかく、まるく収まったのなら、今日はもうこれで寝なさい」
あ「はい、明日は早起きして朝食準備手伝うからね！」
右「はいはい、お願いしますよ？朝からAの元気な声が聞こえないと調子が狂いますからね」
あ「ひどいなー、朝からそんなおっきな声出した事無いし」
要「やっと笑ったね、笑った顔の方が、俺は好きだよ？」
右「そうですね」
あ「やめっ！そんなこと急に言わないのっ、もう部屋戻るね！お休みなさい、ありがと！」
要「ちょっと心配・・・かな」
と誰にも聞こえないような声で、呟く要でした。
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無神 杏李(プロフ) - 続編来ましたねぇー♪♪たのしみです！どうなるのかドキドキが止まらない… (2013年12月4日 22時) (
レス) id: 4470c252d3 (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - もお、泣けてくるわ。続き行きます！ (2013年12月4日 21時) (レス) id: 5a39202ede (このIDを非表示/違反報告)
めぎめぎ(プロフ) - のんさん» いやいや、５０話使いきったよ。続編の方もよろしくお願いするでやんすよ。はぁ、夢主ちゃんどうなっちゃうんだろうね。心配だわー。 (2013年12月4日 9時) (レス) id: bdd382840f (このIDを非表示/違反報告)
のん(プロフ) - 面白かった！お疲れ様！傷ついでばっかりの夢主ちゃん、幸せになってほちい。更新頑張って下さい！ (2013年12月4日 5時) (レス) id: 5a39202ede (このIDを非表示/違反報告)
めぎめぎ(プロフ) - 無神 杏李さん» ありがとうございます！そう言ってもらえるととてもうれしいです。 (2013年12月3日 9時) (レス) id: bdd382840f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：めぎめぎ | 作成日時：2013年11月17日 0時
