「ＢＲＯＴＨＥＲＳ ＣＯＮＦＬＩＣＴ」 行ってきます・・・そして、さよなら。

ごめんなさい。 ページ17

要「あー、ほらほら泣かないで。泣かせるために言ったんじゃないから」
そう言いながら、私の頭をなでてくれる。

要「Aがどうしてるかと思って心配して帰ってきたら、雅兄と出かけてるってメモがあってそれを見てどうしようもなくなっちゃったんだと思うよ。椿はAのためにって、お土産買ってきてたくらいだから・・・ね」

あ「とにかく、もう一度つば兄とあと絵麻ちゃんに謝ってくる！後他の兄弟にも」

雅「そうだね、早いうちに行ってきた方がいいかもね」

右「私もそう思いますよ」

要「大丈夫、うまく行くから」


あれから、まず絵麻ちゃんのところに謝りに行った。

あ「絵麻ちゃん、ごめんね。起こしに来てくれたの全然覚えてないんだ。それになんか機嫌も悪かった・・・って。ホントごめんなさい。また今度一緒に行こうね」

絵「・・・、私の起こし方も悪かったのかもしれません。今度は他の方にお願いする事にします」

あ「そんなっ、絵麻ちゃんが悪い事は無いの。私が悪いんだから、反省します」


つば兄のところにも・・・。

あ「あ、あの、つば兄。部屋の中で良いから聞いててね。ごめんなさい、起きたらすぐにつば兄に連絡するべきだったよね。でも！楽しい最中につば兄だけこっちに戻ってこさせるなんて、私には出来ないよ・・・。家でおとなしく待ってれば良かったね・・・。ごめんなさい」

椿「その話は今聞きたくないから。それに、疲れてるから、もう行って？」


後はすば兄、侑介、弥のところに謝りに行った。
みんなは心配してくれこそすれ、私の事は責めなかった。
でも、逆に心が痛くなった。

最後は・・・、あず兄。
何となく、ある意味一番怖い存在だ。
さっきの時点で、つば兄と一緒にいなかったって事は・・・かなりご立腹？

あ「あの、あず兄・・・。今ちょっといいかな？」

梓「何？とりあえず立ち話もなんだから、部屋に入ってよ」

あ「あ、うん。ありがとう」

梓「安心して、僕は別に怒ってなんかいないから。それよりもAの身体の方は大丈夫だったの？あんなに起きてこないなんて事滅多にないから。具合が悪かったら彼女が言うだろうけど、そんな感じ無かったしね。雅臣兄さんと出かけたのも、仕方がない事だと思う。一人ぼっちで家にいたって寂しいだけだからね。却って僕は雅臣兄さんと出かけてくれて良かったと思ってる」

優しいんだね。→←私が、悪い。

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