「ＢＲＯＴＨＥＲＳ ＣＯＮＦＬＩＣＴ」 行ってきます・・・そして、さよなら。

私が、悪い。 ページ16

あ「あっ、えっと起きたら２時半になってて、リビングに来たらたまたま起きてきた雅兄と、お腹がすいたからご飯でも食べに行こうか、って話になったから・・・」

雅「椿、僕が誘ったんだよ」

椿「ふぅん、絵麻ちゃんが２回もAの事起こしに行ったんだぜ？しかも２回目には、機嫌が悪くなっちゃったって。自分の起こし方が悪かったのかって、ずっと心配してたんだけど？」

あ「ごっ、ごめんなさい。起こしてもらった覚えもなくって、そんな・・・。後で絵麻ちゃんに謝ってくる」
そうなんだ、絵麻ちゃん起こしに来てくれたんだ。
悪いことしちゃった、ひどい事言っちゃったのかな？

雅「そうだね、僕も一緒に行ってあげるから」

あ「雅兄ありがとう、でもいいよ、私が悪いんだから、私一人で謝ってくる」

椿「それに、起きた時に連絡くれれば良いのに。そしたら、俺が迎えに来てやったんだから」

あ「でも、でもせっかく向こうまで行って楽しんでるときに、水を差しちゃいけないかなって」
つば兄、凄く機嫌が悪い・・・、こんなつば兄見たこと無いよ。

椿「俺は、Aと行きたかったの。なかなか休みが一緒になるなんて事ないんだから」

あ「ごめんなさい」

椿「もういい、部屋に戻るわ」



右「椿が、珍しいですね。Aにあそこまで言うなんて」
キッチンから京兄が顔を出す。

雅「う・・・ん、僕が連絡したら？って言ってあげれば良かったね」

あ「やだ、雅兄は悪くないよ？・・・悪いとしたら私だ」

右「帰ってきたときは、そんなに機嫌は悪くなかったんですが、机の上のメモを見てそれから機嫌が悪くなってしまいました」

あ「もうやだー、どうしたらみんな機嫌が良くなってくれるかな？」

右「大丈夫ですよ、機嫌が悪いのは椿くらいでしたから」
そうかなー？大丈夫かな？

あ「え、絵麻ちゃんはどうだった？」

右「彼女は・・・、とても楽しそうに帰ってきましたよ」


要「あ・・・、Aちゃん帰ってきてたんだ。・・・つーちゃんとはもう会った、みたいだね」

あ「うん、なんか凄く悪いことしちゃったみたいで」

要「うーん、悪い事ではないけど、椿は寂しかったみたいだね。向こうに行ってる間もAの事ばっかり話してたからね。寝てるのに連絡したらイケないから、とか起きたら必ず連絡してくるはずだから・・・とか」

あ「やだ・・・、どうしよう・・・グスッ・・・」

ごめんなさい。→←お腹すかない？

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