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主人公side
目が覚めると、いつもの声が聞こえる
母「Aー?起きなさい!食事が出来ているわよ」
『ん…。はい』
起き上がってカーテンを開けると、小鳥の囀りが聞こえる
前迄は可愛らしく感じていたこの小鳥も
今では煩わしく感じていた
キッチンまで行くと母が
もう持って行くから、とリビングを指差す
五月蝿い使用人は付けたくない
と母が言ったから
うちの朝もそこまで誰かと変わりはしなかった
母の作ったフレンチトーストをゆっくり食べ
ゆっくり支度をする
母「A、貴女最近随分ゆっくりして行くわよね。何かあった?」
『ううん?何でもないよ?』
嘘
学校に行きたくないから
一週間前はまだ無意識だったけど
最近はもう意識的と言っても可笑しくない
そんな事を言っても行かなければ駄目なものは
行かなければ駄目
嫌々ながらに学校に足を運んだ
でも私が行くのは教室では無い
体育館
マネージャーだから皆よりも早く来て用意しないといけないから
重たいドアを開けると
案の定、そこには誰も居なかった
皆が来る前にスポドリを作ってタオルを用意する
最も、渡すのは私じゃないけど
さつきも早く来てそうだけど来てない
あの出来事があった次の日から、インフルエンザで休んでいるらしい
そんな事を考えていると、柚萌ちゃんと皆が来た
そこで私は隠れないといけない
柚萌ちゃんの…
命令だから
谷原「あれぇ、もう体育館着いちゃったね♪皆と話してるとぉ、すっごく楽しいからすぐ着いちゃう!」
形容し難い胸の痛みに襲われた
あの時と同じ痛み
赤司「ああ、そうだな。俺達も楽しいよ」
まただ
耐えられなくなって私は、皆が行った後すぐに飛び出した
そして朝練が始まる時、私はもう1度ドアを開ける
『皆、おはよう』
赤司「遅い。今日もまた柚萌にだけスポドリを作らせて…お前はやる気があるのか」
谷原「そっ、そうだよぉ…。さつき居なくてぇ、大変なのに…」ビクビク
青峰「おいA!!柚萌が怯えてんだろが!!」
緑間「あんな事をしておいて、よく普通に挨拶出来るのだよ」
なんで……
柚萌ちゃんしか信じないの…
朝練が終わってすぐ、私は学校を飛び出す
もう今日は授業を受ける気にもなれなかったから
家には今日、仕事がないから母が居て帰れなかったから私はゲームセンターに行った
少しでもこの気持ちを晴らしたかった
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ルイ - これさいっこうです!続き楽しみにしています!頑張ってください! (2020年9月1日 21時) (レス) id: c97e70c31b (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり - え、ナニコレ。めっちゃ好き! あ〜花宮くんがかっこいい(黒バスでは花宮くん推しなんですw)体調に気をつけて更新頑張って欲しいです!続き、楽しみにしてます! (2018年8月27日 16時) (レス) id: db72895e70 (このIDを非表示/違反報告)
藍伊(プロフ) - チャチャ猫さん» こんにちは、面白いと言って頂けて嬉しいです!最近はこちらに顔を出していなかったので出そうと思います!花宮sideですね、了解です!コメントありがとうございました! (2018年8月3日 18時) (レス) id: a43a9b4f38 (このIDを非表示/違反報告)
チャチャ猫 - とても面白い作品ですね!花宮sideも書いて頂けると嬉しいです! (2018年8月3日 18時) (レス) id: 2380fa8015 (このIDを非表示/違反報告)
霧月(プロフ) - iceblast5さん» こんばんは、コメント、御観覧、身体のお気遣い有難うございます!楽しみと言って頂けて嬉しいです!頑張ります! (2018年6月18日 21時) (レス) id: 77a041f6c8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:霧月、藍伊 x他2人 | 作成日時:2018年5月28日 20時