87話 ページ44
｢A、お前ほんとにどうしたんだよ｣
体育館に戻り俺達３人は桐皇と誠凛の試合を見ていた。
隣にいるAに問う。
だけど、Aは俯き何かブツブツと呟いている。
顔は見えない。だけど異様なオーラが漂っている。
｢真…｣
｢こんなAを見るのは初めてだ…｣
真も心配そうに見つめる。
桃井に何かを聞いてから急に桃井に近づいたと思えば
赤司に合宿が終わった後、一緒に来て欲しいとお願いをした。
どういうことだ？どうして赤司？
そして今のこの状況。
赤司、涼太、桃井、テツヤ、緑間、敦
桐皇の今吉さん
海常の笠松さん
陽泉の氷室さん
洛山の黛さん
秀徳の高尾
誠凛の火神
そいつら全員がこちらを見ている。
獲物を狩る猛獣のように。
全てはAをモノにするため。
大輝がこちらを向かないのは生きてる人間に興味が無いため。
大輝は【ネクロフィリア】だから。
｢っ！？｣
急に隣にいるAが顔を上げ、目を限界まで見開いていた。
呼吸が荒くなり、肩が上下する。
ゆっくり手を伸ばし、何かを掴もうとする。
｢A…？｣
｢……き…｣
｢おい！A！｣
そう言ってAは倒れた。
一体何が起きたんだ？
一瞬の出来事で何も分からなかった。
Aが倒れる前に話たのは｢き｣。
何を言ったんだ？
俺はAを抱え、真の誘導で体育館を出た。
Aが寝ている教室に入り、布団を敷してもらい
ゆっくりと寝かせた。
こんな寝ている姿に興奮する奴もいるだろうから、鍵を閉めた。
｢白川茜ってやつに関係することだろうな｣
俺の目の前に立つ真が腕を組み呟く。
｢白川茜が一体何をしたんだ？それが分かれば…｣
白川茜は帝光中にはいなかった。
それは俺が入学してからの話。
ならば俺が入学する前のAが1年の時いたのかもしれない。
1年の時の事を知っている人物。
それは
｢全てを知りたいならば冬を待て｣
あいつだ。あいつが全てを知っている。
行かなければ。敦が帰ってきていると言っていた。
だから、冬を待たなければいけなかった。
でもあいつは今どこにいるんだ。
｢真、行くぞ｣
｢は？どこに｣
｢全てを知っている奴に会いに行く｣
｢…分かった｣
Aを1人にさせるのは不安だったが鍵がある。
大丈夫、すぐに戻ってくるから。
Aの頭を撫で、俺らは体育館に向かった。
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雪乃 - あの私は小説を書いた事がないので偉そうに感じるかもしれませんがこれはキャラヘイトだと思いますそれにこれにはグロテスクな表現が含まれています、なのでこの作品にはパスワードを掛けて閲覧制限をするべきだと思います (2017年12月25日 13時) (
レス) id: 0da61e2d86 (このIDを非表示/違反報告)
白黒星(プロフ) - すみません、やっぱり見たくないです (2017年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: c9828dface (このIDを非表示/違反報告)
白黒星(プロフ) - みたいです (2017年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: c9828dface (このIDを非表示/違反報告)
ハートの時計(プロフ) - 見てみたいです (2017年8月2日 5時) (レス) id: def9e50cf5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - りんやさん» いえいえ！喜んでもらえて光栄です(*^-^*)りんやさんの小説にいつも元気もらってます！両方とも全然大丈夫です！！ (2017年7月21日 18時) (レス) id: 206703b95c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：りんや | 作成日時：2017年6月15日 21時
