50話 ページ3
「黄瀬はただのナルシストだな」
「そうですね」
頭がクラクラした。
黄瀬くんは芽亜里のこと好きでもなんでもない?
「はは…そんなの嘘よ…そうだよね…?」
「俺は俺が大好きっすよ、この顔も性格もパラフィリアも」
「パラフィリア…?」
パラフィリアって1度だけ聞いたことがある。
まだ両親が離婚していない時に話していたのをこっそり聞いていた。
「俺たち皆世間から見たら異常な性癖を持った人間なんだ」
「皆?」
「うん、食人鬼にストーカー殺人鬼、死にたがりに死体しか愛せない奴…色々いるよ、この館には」
ここにいる皆がパラフィリアン?
もしこの中に食人鬼やストーカー殺人鬼がいるのならば
芽亜里は今、命の危機なのではないだろうか?
なのにどうしてこんなに落ち着いていられるのだろうか。
「逃げないの?まぁ、逃げれないか?だって…
両脚無いもんねぇ!!!」
桃井が叫ぶ。
最初何を言っているか分かんなかった。
両脚はちゃんと…あ…る…?
「ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!」
下半身を見ると芽亜里の両脚がすっぱりと切れてなくなっていた。
血が大量に出ていた。
芽亜里の両脚はいうと
「綺麗な脚だねぇ〜」
大事に抱き抱えてペロッと舐められていた。
紫原くんに。
紫原くん。何…してるの?どうして芽亜里の脚を…
「ああああああああああああああ!!!!!!」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い
今までに味わったことのない痛みとこんなにも綺麗に切れたという不気味な出来事に脂汗をかく。
「うるせぇ!!!!」
今度は黄瀬くんのグーパンチが右頬に飛んできた。
あまり痛みは感じない。
「いいなぁ…」
「あーあ、なんで切っちゃうんだよ、勿体ねぇ」
それから黄瀬くんは芽亜里に馬乗りでずっと頬や溝落、腹を笑いながら殴り続けた。
誰も止めない。苦しい。
このままだと大量出血で死んでしまう。
先輩もただ見ているだけ。
どうして?
しばらく殴り続けられ先輩が黄瀬くんを止めた。
「…私達がなんでこんなことをするか分かる?」
「…償い…お…ねぇ…ん」
「正解、でももう一つあるわ
貴女は
お母様に売られたのよ」
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雪乃 - あの私は小説を書いた事がないので偉そうに感じるかもしれませんがこれはキャラヘイトだと思いますそれにこれにはグロテスクな表現が含まれています、なのでこの作品にはパスワードを掛けて閲覧制限をするべきだと思います (2017年12月25日 13時) (レス) id: 0da61e2d86 (このIDを非表示/違反報告)
白黒星(プロフ) - すみません、やっぱり見たくないです (2017年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: c9828dface (このIDを非表示/違反報告)
白黒星(プロフ) - みたいです (2017年8月2日 18時) (携帯から) (レス) id: c9828dface (このIDを非表示/違反報告)
ハートの時計(プロフ) - 見てみたいです (2017年8月2日 5時) (レス) id: def9e50cf5 (このIDを非表示/違反報告)
ゆゆ(プロフ) - りんやさん» いえいえ!喜んでもらえて光栄です(*^-^*)りんやさんの小説にいつも元気もらってます!両方とも全然大丈夫です!! (2017年7月21日 18時) (レス) id: 206703b95c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:りんや | 作成日時:2017年6月15日 21時