アナタに最高のBadendを【黒バス】 (ページ24)

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22話ページ24

桃井side

偽物さんが転校生を連れて来た。

いや、連れてこさせられたかな？

これは赤司くんが出した命令だ。

私は何もしてないし企んでなんかない。

っていうのは嘘だ。

だって毎回転校生は私の居場所を取ろうとする。

キセキの世代の隣がそんなにいいのかな？

キセキの世代がどんな人達なのか知らないくせに。

｢今日転校してきました、城田芽亜里と言います！よろしくお願いします！｣

深々と頭を下げてキセキの世代を見つめているあの子。

気持ち悪いんだ。

その肌が、声が、喋っているのが。

何もかも、気持ち悪い。

あの目で先輩を見ると考えると今にも殴りかかりそうだ。

｢よろしくな、城田さん｣

｢は、はい！あの、お誘い頂きありがとうございます！｣

｢今1軍マネージャーが足りなくてね、君なら任せられそうと思って勧誘したんだ｣

｢役に立てるように頑張ります！｣

いい子ぶっちゃって。

アンタの考えてることなんて皆分かってる。

私は別にキセキの世代に関わってほしくないわけじゃない。

テツくんには関わってほしくないけど

私はキセキの世代なんてどうでもいい存在。

キセキの世代の皆だって私の事だってどうでもいいと思ってるわ。

だって皆、私も含めて自分のことしか考えてないんだよ？

それに私は先輩がいればいいの。

｢マネージャーの仕事は桃井に聞いてくれ｣

｢はい！｣

いよいよ始まるこの物語。

思わずニヤけてしまいそうだ。

今回の転校生は

どんなbadendになるのかな＿＿＿＿？