【文スト】ジ殺愛好家の弟は。２【太宰治】

４８話【過去編】 ページ14

『君の異能は知ってる。
でもこの場合は君が予め弾を後方へストックしておかないと
“ヒュー”っていう風の音で気づかれる。
相手の異能は聴力強化だから』
　

　
「っ、そうか・・・悪い、俺が‥‥‥」
　

『別に君の事なんて如何でもいい』
　

「っ！」
　
　

ｳﾞｰｳﾞｰ
　


『・・・』

　

僕携帯に通知。
森さんから…どうせ殲滅任務の援護だろう
　
　


＜やあ、任務は順調かい？
　君の事だから暴れまわったりはしないだろうけど心配だよ〜!!
　エリスちゃんと紅葉くんに様子見を制されたからメェルしたのだよねぇ
　
　それと、予想は付いて居るだろうけど殲滅任務の援護を頼みたい。
　勿論、２人でね、仲良くしてね！？頼んだよ＞
　
　


　
『首領から援護任務が入った。
行くよ』
　

「！ああ！！」
　

『・・・』

　
　

　
此奴、黒社会向いてないな・・・
　
瞳に光がある。
その奥には、眩しすぎるくらいの炎…
　
　

　
焼きつくされないようにしなければ
　

　
　

　
　

　

　

　
ー殲滅後ー

　
僕の指揮で作戦変更された後、殲滅は終了した。
　
誰が、あんな作戦を立てたかと聞くと
そこで処理の指揮を務めていた広津さんが「井伏準幹部です」と答えた。
　

　
呆れた。
　

よくあんな作戦しか立案出来ないような奴が準幹部に成れたな…



早々にご退場願いたいくらいだ。
　
　

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