(４) ページ16
Remus side
・
「えっと……そろそろ朝食にしようか！」
「そうだな！ハリー、そのままAの事見張っててくれ」
『見張るってなんだ！』
暫くの気まずい沈黙の後、空気を変えるために声を出す
シリウスも空気を読んでくれて元気よく返事を返してくれた
シリウスの言葉にきょとん顔からジト目になったAは、チラリと横目でハリーを見ている
「……」
『………』
ハリーは暗い表情で俯いたままだった
「大丈夫かな……ハリー」
「あー……そうだな
それよりどうする？まさかAに2人は殺されたなんて言えねぇぞ」
「……うん」
「………。ん？何か聞こえないか？」
「……居間の方からだね、この声は……ハリー？」
私とシリウスで朝食の準備をしていると、ダイニングの方から小さな話し声が聞こてきた
耳をそばだてても声が小さすぎて内容までは分からない
「そうらしい……これは暫く様子見だな」
「だね」
私達は話し声が止むまで待ち、タイミングを見て居間に向かった
「あはは！」
『ふふっ』
居間に向かうとソファーの上でハリーとAが楽しそうに笑いあっていて、その光景を見てシリウスと共に足を止める
2人の背後にある大きな窓から差し込む朝日が若い2人を美しく照らしていたからだ
あまりに美しいその光景にシリウスと共に顔を見合わせる
「綺麗だね」
「あぁ、もし時代が違えば……ここにアイツらもいたのかもしれねぇな」
「……」
シリウスの言葉に黙って頷く
「あ！シリウス、ルーピン先生！
朝食ありがとうございます！」
『……え、ルーピンも先生なの？』
「あ、あぁ……もう辞めたけどね」
「ルーピン先生は最高の先生だよ！皆そう言ってる！」
『へぇ…』
「ほー、見てみたいもんだぜ
リーマスの教師姿」
「シリウス……やめてくれよ」
あはははと笑い声が響く
朝食を机の上に盛り付けて、それぞれの席に座る
すると立ったままのAがキョロキョロとし始めた
「どうしたんだいA
君の席はハリーの隣だよ」
『あ………はい』
大人しくハリーの隣に座るA
さっきから不思議そうに首を傾げたり、私の事をチラチラと見ていてなんだか落ち着かない様子だった
「本当にどうしたんだい？何か気になる？」
『………僕とルーピンって、この時代ではどういう関係なの？』
Aの何気ない一言に、再び時が止まった気がした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 158人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
わさび(プロフ) - イジーさん» 文才なんてありませんけどね！？！？！？こちらこそリクエストくださって本当にありがとうございます！！！！執筆しますので今暫くお待ちくださいませ✨ (2023年1月22日 22時) (
レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
イジー - わさびさん» 書いてくださるのですか！？ありがとうございます！鼻息荒くw、詳しくは、書いていないですがこれまたわさびさんほどの文才力があれば、いけますよね！←すみません、よろしくお願いいたします！ (2023年1月22日 18時) (レス) @page26 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - イジーさん» 天才何それ面白そう………ありがとうございます！！！！1人で鼻息荒くしながら書かせて頂きますーー！！！😆 (2023年1月21日 9時) (レス) id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
イジー - わさびさん» リクエスト！分かりました！えーじゃあ、夢主君が惚れ薬を盛られてセブルスに惚れて、それを見たリーマスがうんたらかんたら〜、、みたいなのが見てみたいです！ (2023年1月21日 7時) (レス) @page24 id: c288b38476 (このIDを非表示/違反報告)
わさび(プロフ) - イジーさん» ありがとうございます！！！笑 いやぁ……ポップルウェル君も大変ですなぁ！！！(⟵原因はお前) そろそろネタが尽きそうなので、もし良ければリクエスト頂ければ幸いです🥰🥰🥰 (2023年1月20日 21時) (レス) @page23 id: 4f48927b1a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：わさび | 作成日時：2022年12月11日 0時
