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第六十七章 ページ29

一松side

……どうしてこうなったんだろう。

Aが何も返してくれない。

心臓はバクバクととどめなく血液を押し出すし、どうしたらいいのか分からない。







……え、逃げられないヤツですか。

俺、風邪が治ったら話す、って言っただろ!?

Aもそれで何も言わなかったじゃん。

それはそれでいい、ってことなんじゃ…………。








…………違う。

風邪が治ったら、なんて。

独り言でも言った、という自己満足でしかないし。

Aが何も言わなかったから、それでいいなんかじゃない。



俺が俺のいう準備をしてたら、Aは別の男のもとへ走って行ってしまうかもしれない。




度量が無いだとか、

コミュ障拗らせただとか、

自信が無いだとか、






――全部全部、単なる俺の逃げだ。


確か、おそ松兄さんが喧嘩の勝負時に言ってた記憶がある。

勝負時、というのは今の状態も同じ。


一「……相手の目を見て、

最後の最後まで逃げないこと。」

『へ?いっくん?』


俺は、Aを正面から見据えて、一呼吸置いて切り出した。



一「……Aを、ずっと幸せにするから。


俺で良ければ、







………違う。






これから先、あんたは俺だけ見てればいい。


だから、……死ぬまで俺の隣にいて。」

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全松girl(プロフ) - 黒兎さん» いえいえ^^これからも、頑張ってください! (2017年3月26日 18時) (レス) id: ee29ea7491 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - 全松girlさん» 置いた後です!ありがとうございます〜 (2017年3月26日 14時) (レス) id: ae3fbfbaa1 (このIDを非表示/違反報告)
全松girl(プロフ) - 第七十二章の、「携帯を老いた」ではなく、「携帯を置いた」じゃないでしょうか?失礼でしたら、ごめんなさい。 (2017年3月26日 13時) (レス) id: ee29ea7491 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - 夜久夜恵・聡恵…執事か兄貴…低浮上?ゴメンなさいさん» そうか……、糖度甘めにした覚えはないんだが…… (2017年2月27日 21時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
夜久夜恵・聡恵…執事か兄貴…低浮上?ゴメンなさい(プロフ) - 黒兎さん» …てか、番外編あんまぁい!!!!((鼻血 (2017年2月15日 15時) (レス) id: c3e219345d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/  
作成日時:2017年1月15日 18時

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