第10話 ページ14
一松side
8時間の経過。
右隣からは寝息が聞こえてくる。
とうに弟二人は眠りに落ちてしまった。
この際、寝かせておいてやろう。
カ「一松、大丈夫か」
一「んぁ、……まぁね」
兄さんに無理やり連行されて煙草に行っていたクソ松が、ブラックコーヒーを俺に差し出した。
一「……カフェオレがよかった」
カ「寝ないようにするには、ブラックのほうがいいだろうと思ってな」
一「……ふぅん」
かちゃっ、とプルタブの音。
一「……おそ松兄さんは」
カ「考え事あるから、お前は先に戻ってろと言われた」
一「あんた連行された身なのに……?」
そうだった、この二番目の兄はただのお人好しだった。
隣で未だに手を握ってくれているチョロ松兄さんが、「あの具兄が」と毒づいた。
カ「まぁ、そのうち帰ってくると思うぞ?
……大事なこと、考えていたみたいだしな」
次兄の視線は自動ドアのほうへ。
ごくり、と喉にコーヒーを流し込んだ。
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うさ耳(プロフ) - 蒼紫@UMEDIAさん» 分かった!!了解!一人のファンとして楽しみに見るね!!o(^_^)o (2017年7月10日 19時) (レス) id: 2c24c813af (このIDを非表示/違反報告)
蒼紫@UMEDIA(プロフ) - うさ耳さん» ありがと!!!新作も多分これくらい長くなるかな←既に出来上がってるから、見てくれると嬉しい!! (2017年7月10日 16時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
うさ耳(プロフ) - 黒兎ちゃん、最終回とても感動したよ!!泣 今までこの作品を遅れず書いてくれてありがとう。あと、お疲れ様!!これからも新作と今書いてる小説の更新待ってます!そして、いい小説家になる事を応援してます!!(`_´)ゞ (2017年7月10日 15時) (レス) id: 2c24c813af (このIDを非表示/違反報告)
紅千琴【Mako】(プロフ) - 蒼紫@UMEDIAさん» ホントですか!?全力待機させていただきます!!! (2017年7月4日 18時) (レス) id: 032b07eba7 (このIDを非表示/違反報告)
蒼紫@UMEDIA(プロフ) - 紅千琴【Mako】さん» ありがとうございます!完結した後、しばらく放心状態でww紅千琴さんのコメントが届きましたで我に返りましたwwはい、次回作を今日出すのでそちらも見てくださったら嬉しいです〜 (2017年7月4日 16時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:黒兎 x他1人 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/satisfy15/
作成日時:2017年5月7日 22時