□017…後輩 ページ21
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意味が分からない、なんなの!?
何かと思って後ろを振り向いたら、キスされて。
私には分からないけど、初めてでもうまいのかな、なんて思った。
私が逃げないように固定して。
…子供なんかじゃない、大人だよ。
自分の気持ちが素直に言えない私と、自分の気持ちを正直言えるあいつ、どっちが年上なの?どっちが大人なの、
…もう、分からないよ。
「…先輩!!」
A「…んえ?…あ、御幸くん。」
会社に行く途中に、後輩である御幸くんに会う。
御幸「…また鳴のこと考えてたんですかー?」
A「…しょうがないじゃん、なんか勝手に彼女にされたんだから。」
御幸「先輩も大変ですねー」
「そんな先輩にある提案があります!!」と、そう言って素晴らしい笑顔を向けられる。
ああ、私の苦労も知らずに…
御幸「…今日、飲みに行きません?」
A「…あー、」
今日は鳴は試合だから、晩ごはんは大丈夫だろう。
…人付き合いもちゃんとやんなきゃだし。
御幸「…先輩、ダメ…ですか?」
少し悲しそうな御幸くんに不覚にもドキッとしつつ。
A「…いいよ、」
御幸くんの数歩先を歩いてそう言った。
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作者名:苺兎 | 作成日時:2017年2月5日 20時