【あんスタ】 遊木兄弟の希望論。【遊木 真】【男主】

一年ぶりの夢ノ咲* ページ8

#実来side









ｲｷﾞﾘｽで沢山のﾃｸﾆｯｸを吸収して帰国した俺。そのまま午前中は司達Knightsの皆と愛しい真と一緒に色んなとこで遊びました…!!





勿論、俺は真と司に引っ付いてた訳だけども……うん…泉のストーカー度が一年でこんなに酷くなるって思わなかったんだ。





まぁ、何はともあれ楽しく過ごした午前中とはうって変わって午後……









PM 1:30 夢ノ咲学院生徒会室









「やあやあご機嫌麗しゅう。“テンシ”さん。」





「失礼致します、天祥院のお兄様。」









………正直、来たくなかった。

どうしてわざわざコイツの顔なんて見なきゃいけないんだろう…とか思ってたけど。あんまり可愛く司にお願いされるもんだから渋々やってきた次第だ。









「…実来…先輩…………」





そうか、真緒…生徒会だったよね。

俺の姿を見るなり唖然として書類をバサバサと床に落としちゃったらしい。慌てて拾い集めてるのを見てるだけってのも酷いから…俺もお手伝いする。





「やっほいまおまお…!!相変わらず頑張ってるねぇ…よく“こんなの”の下で働けるもんだよ……尊敬するわ………」





「ははっ、俺は大丈夫なんですけどね……先輩も相変わらずっすね……」





「褒め言葉をありがとうまおまお。はい、書類。」









さりげなく書類も時系列順にしておいた。それを手渡しすると「ありがとうございます」と丁寧にお礼をして自分の席に戻る。はすみんが眼鏡を光らせた。









「……ふふ、君は本当に変わらないね。実来。」









……虫けら一つ殺せなそうな顔しておいて、中身はただの悪魔なんだよねぇ……コイツ。





「ちょっとちょっと“テンシさん”？俺は忙しいの。帰国したてなんだからさ…用件は手短にしてくんない？めんどい。」





コイツになつくとか…ヘドが出る。必然的に悪態をついて英智のでっかい机に腰かけてやる。ふん、ちょうどいい高さじゃん。









「実来、机に腰かけるな。英智が迷惑するだろう……」





「敬人、良いんだよ。彼のお家芸みたいなものだからね。」





「お前なぁ………ったく、いちいち腹立つな。んで、用件は？」









はすみんに注意されたけど…うぅ、コイツが絡んでなかったら素直に謝るけど……





ま、腹立ったけど我慢してやろ。それより一体何の用なんだか。

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