クリスマス�� ページ31
ホットココアを飲み終えてそろそろ帰ろうといって
席から立つと
汐恩『いや。ちょっとまって』
手を掴まれた
「ん？」
汐恩『最後に行きたいとこあんねん』
汐恩は掴んでいた腕をそのまま手に持ってきて
恋人繋ぎをする。
そのまま引っ張られて
何やら椅子が同じ方向にズラーーーーっと並んでいるところに連れてこられる。
もう既にほとんどの席が埋まっていて、その後ろにもたくさんの人が立って集まっていた
「あんかあるん？」
汐恩『ここ座って』
ちょうど2席だけ空いていて、そこに私と汐恩が座った
「後ろに立ってる人もおるのに、いいんかな？」
汐恩『ここ俺がとった席やから大丈夫』
「え？席取ってくれたん？」
聞き返すと同時に大きな音楽が鳴った
全然状況を理解出来ていないまま私は汐恩に首を傾げる
「なに？ほんまになに？！？」
アワアワしている私に
何故だか汐恩は照れくさそうに、
汐恩『前、向いとけ』
って私の顔をむにゅってしながら無理やり前を向かせる
カウントダウンが始まり
3！2！1！
の合図で、
ﾋｭｰｰｰｰｰ
ﾄﾞｰｰｰｰｰﾝ
大きな花火が空に舞い上がった
汐恩『A』
汐恩を見ると
手に収まるくらいの白いケースを私に渡した
ケースを開くと、シンプルなデザインのキラキラしたネックレスが入っていた
汐恩『Aに、似合いそうやなって』
慣れないことをしてかなり照れながら、ぎこちなく言う汐恩に抱きついた
クリスマスソングがバックで流れながら
次々と花火が打ち上がる
汐恩は本当にたくさん考えてくれて
私の為に慣れないこともしてくれて
大切に思ってくれて
プレゼントまで、用意してくれて
私が今世界で一番幸せ者なんじゃないかと思うくらい
嬉しすぎて、幸せすぎて、どんどん涙がこぼれ落ちる
汐恩『なんで泣くんよ？A？』
泣いてるのに気づくと心配そうに私の涙を指で拭う
「だって、…汐恩が、こんなに私の為に、
慣れてない事してくれたしっ、」
頭をポンポンしながら汐恩は優しくうん。うん。
と相槌を打って聞いてくれる
「今日一日、ほんまに楽しくて。
嬉しすぎて。幸せやなぁって、」
汐恩『それは、俺も。やで』
帰り道、何度もありがとうと伝えた
言い過ぎって汐恩は言うけど
どれだけ言っても足りないくらい、
感謝の気持ちでいっぱいだった
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さおりん(プロフ) - えいりあんさん» コメントありがとうございます(^^)そんなお言葉をいただけて本当に光栄です。結末までまだまだ色んなことが起きますよ…！！！是非この物語の結末まで見ていただければ幸いです！！よろしくお願いします(*^^*) (2020年3月29日 3時) (
レス) id: 0e6196df1d (このIDを非表示/違反報告)
えいりあん - とてもいいお話ありがとうございます。結末が楽しみすぎます。 (2020年3月28日 13時) (レス) id: f6e140a5fe (このIDを非表示/違反報告)
さおりん(プロフ) - じゅいさん» 初コメントありがとうございます(^^)嬉しいお言葉をいただき光栄です！更新もっと頑張ります☆ ここからが2人の正念場になってくるので是非続きも見ていただければ嬉しいです！ (2020年3月28日 9時) (レス) id: 0e6196df1d (このIDを非表示/違反報告)
じゅい(プロフ) - 今回のお話で、段々別れが近づいて来たって感じですねっ！いつもいいお話ありがとうございます！！ (2020年3月28日 3時) (レス) id: f3e3cf0a72 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：s.a.o | 作成日時：2020年3月1日 2時
