2羽 ページ4
「しばらく通うことになるけど、すぐ元気になるからね？テツヤくん」
黒「あ、ありがとうございます」
「あらーいい子ねー！お母さんがくるまで、もう少し待っててね」
黒「はい」
そう言うと背の高い女の人は去っていった。
僕の手には包帯。
怪我をしてしまった。
とはいっても、それほど大怪我じゃない。
(・・・骨折？だっけ)
学校の体育の授業中、自分の不注意でこうなってしまった。
結構痛いし、早く治したい。
そんなことを思いながら、僕はお母さんがくるまで病院の中を回ることにした。
・・・
数分回っていても、同じような服を着た人達が横を通りすぎていくこと。
病院内がとても広いことぐらいしか特になかった。
驚く程なにもない。少し不満な気持ちを抱き、次の階段を上った。
黒「僕と同い年の子ばっかり・・・」
僕より小さい子、同じくらいの子、大きい子がいた。
車椅子に乗っている子や、松葉杖を使う子。
走り回っている子もいた。
(楽しそうだな・・・)
なにより驚いたのは、僕より重い病気や怪我を患っているというのに
皆笑顔、ということだ。
それでもやっぱり暇な僕は、病室の数でも数えることにした。
(102号・・・103号・・・、？)
ふと目に止まった黒髪。
僕の方になんか目も向けず、じっと窓の外を見ている・・・一人の女の子。
何故かわからないけど、僕は吸い寄せられるかのように
少女のもとへ歩いて行った。
黒「・・・君の名前は？」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 22人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
とある小人 - がんばって下さい！ (2013年11月11日 15時) (
レス) id: 50b0e899f0 (このIDを非表示/違反報告)
金木犀(プロフ) - 星屑華音さん» 学校�堯�？コメントありがとう！頑張る！ (2013年9月5日 18時) (レス) id: 1d3c6211d4 (このIDを非表示/違反報告)
金木犀(プロフ) - 花月緋音さん» 貴音さんでしょうか？また時間があるときでも！ありがとうございました！ (2013年9月5日 18時) (レス) id: 1d3c6211d4 (このIDを非表示/違反報告)
星屑華音(プロフ) - 学校なう あ、私流川です。うまいですね。がんば！応援してる！！ (2013年9月4日 15時) (レス) id: f0816aed48 (このIDを非表示/違反報告)
花月緋音(プロフ) - いえいえ！私も忙しいですから。また時間があるときにでも！ (2013年9月3日 20時) (レス) id: 6f81f130e2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：金木犀 | 作成日時：2013年7月8日 18時
