うるさい、馬鹿！！【碧棺左馬刻】

プロローグ ページ2

私達の仲に『甘い』なんて言葉は似合わない


別に冷めているという訳ではない


……と信じてる





｢おい、A｣

｢なに？｣

｢茶｣

｢そこに急須あるじゃん
自分でいれてよ｣

｢そんぐらいやれよ｣

｢そんぐらいって言うぐらいなら自分でやってよ｣

｢あ？
お前の方が近けぇだろ｣

｢だって私が飲むわけじゃないもん｣

｢このクソガキ……｣

｢はあー？
もう24歳ですけど？
ガキじゃないんですけどぉー？｣

｢そういうところがガキ臭ぇんだよ｣

｢はあ！？
1個年上だからって調子乗んないでくれる！？
このアホ毛馬鹿！！｣

｢あぁ！？
誰がアホ毛馬鹿だ！！｣

｢そんなの碧棺左馬刻さん、あなた以外に誰がいるんですかー？
そんなのもわからないんですかー？｣

｢絶対潰す……！！｣





こんな喧嘩なんて日常茶飯事

MAD TRIGGER CREWの銃兎さんと理鶯さんにも呆れられるぐらいに





｢そうやってムキになってるあたり、左馬刻も十分ガキじゃん｣

｢お前よりは大人だ｣

｢はっ、そんなことありえないね！
私の方が大人だよ
なんて言ったってこの美貌に……｣

｢うるせぇ、ブス｣

｢はあぁあ！？
彼女にブスってなに！？
ねぇ、彼女にブスはダメでしょ！？｣

｢あー、うるせぇうるせぇ
そのすぐムキになるの治せよ｣

｢うるさい、馬鹿！！｣






こんな奴でも一応彼氏様


今日も平和に仲良く(仮)生活してます

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