星をも手に持つ飛べぬ鷹＿＿＿＿ut×gr ページ42
なんとかとんちにバレずここまで来れた。
コンコン。目の前の扉を叩くと、木の特有の音が出る。
入れ。扉の奥から特有の低い声が聞こえた。
扉を開くと、その低音を発した彼が星のように青く綺麗な目を剥いてこちらを見上げた。
「珍しいな」
基本、俺はノックをしない。それが例え総統相手でも。
で、今日はノックした訳だが……
「今日誕生日でしょ？グルちゃんなんでも持ってそうだから唯一無二の僕が来ちゃった」
こういう訳だ。人差し指を唇に当て、語尾にハートが着く勢いで言えば、「きっしょ」と思いっ切り引かれてしまった。まぁそうだろう。俺も結構キツいと思った。
ため息ひとつ吐いたあと、読んでいた本へ目を戻す。この人暇さえあれば本読んでんな。
「なによんでんの？」
「現代政治理論」
また難しそうなものを。思わず顔を顰めると、「お前にはまだ早かったか？」と子供のようにからかわれる。
グレて「難しいですぅ」と言うと、クスリと笑われ半分ほど読んでいたその本を閉じた。
「じゃあお前に合う本を読もうかな」
「あ、見せてくれるんやないんか」
思わず言う。返事も返さず席を立ち、壁一面を埋め尽くしている本棚へ目を向けた。
区切られている一つのスペースから所狭しと並んでいる本を指で辿り、一つの本を抜き出した。よく迷いもせず探せるものだ。
椅子へ腰を掛け、本を水平にしてふぅ、とひと吹き。本に積もっていた埃や塵が一斉に舞った。窓から入る夕陽にキラキラと照らされて星のようだ。
「その本は？」
「オスマンから借りっぱなしだった」
どうやら題名を答える気はないらしい。読んでる姿を突っ立って楽しめってか？
ラッキーアイテム
りんご
この台詞、わかるかな(不安)
ペットにしたいなぁ
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雪兎 - 俺が言う事とちゃうよな思ったけど書かせて。栄養失調さん、あんさんは罰当たりとちゃうよ。「自分は罰当たりなんだ」とか言うんやったら全人類何かしらの罪はあるんやからな。ほんで最後に。偉そうな口叩いてごめんな。とりあえず早く戻って来てや。皆待っとるよ。 (2023年1月23日 18時) (
レス) @page48 id: d89776f955 (このIDを非表示/違反報告)
- - また、チャットはうらつく内では違反行為にあたるので、違反報告します。 (2020年9月20日 2時) (レス) id: 5873f0fb76 (このIDを非表示/違反報告)
- - あーの姉さん» 悲しい話するのはいいですが、ここではなく、他でやってください。ここは小説の感想を書く場所です。他の話(チャット)はこみゅかミナコイでやってください。 (2020年9月20日 2時) (レス) id: 5873f0fb76 (このIDを非表示/違反報告)
あーの姉 - 妹が12歳という短い人生に幕を下ろしたのに、私が生きてていいのかって思って自殺しようとしました。弟もいましたが、双子の姉が亡くなってから。3日語に事故でなくなってしまったので。妹は本当に辛い人生を送ってました。そんな妹のぶんまで栄養失調様に誓って生きる (2020年9月20日 1時) (レス) id: 57a528eae4 (このIDを非表示/違反報告)
あーの姉 - ミイ様。ありがとうございました。昨日遺品整理したら、ネタ帳が5冊出てきました。先程の友人には、あくまで自分で考えて書いたように投稿してね。っていうメモが残ってました。本当に、ありがとうございました。私は、健康に。妹のぶんまで生きます。 (2020年9月20日 1時) (レス) id: 57a528eae4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：栄養失調 | 作成日時：2019年8月20日 3時
