残酷な天使と残酷な六人の悪魔【おそ松さん】【マフィア松】

残酷　２３ ページ27

それから私は前住んでた家を絶ち、街のヤクザやマフィアを殺しては金を盗み…の繰り返しをしていった。

気づけばもう15歳になっていた私は殺したマフィアのアジトを目の当たりにした。

アジトまでくるのは初めてでその威圧と恐ろしさに自然と膝が震えた…

しばらくそこに立ち止まっていると中から何者かがでてきた。

とっさにそこら辺の茂みに隠れた私が目にしたのは…






_______今のボス、ディア・カインだった。

私はカインの恐ろしさを知っていたから恐怖で気を失いそうになった。

でも、それを堪えてじっとしていたのに…

カ「………そこの茂みに誰か居るな？出てこい」

なんとバレていたのだ。私は抵抗しても無駄だと判断し素直に茂みから出た。

殺される！！…と思っていたらカインの口から出た言葉は意外なものだった。

カ「………お前、私のグループに入らないか？」

『………え…』

カ「見たところお前は多少の筋肉がついている。多分人殺しを何回かしてきたのだろ？大丈夫、そう怯えるな！私はお前をグループに入れたいだけだ。どうだ？入らないか？」

私にとっては好都合な事だった。このまま人殺しをして金を手に入れ、物を買うなんて生活まっぴらごめんだったから。

まぁ、人殺しをするのは変わりないけど。

『……入る…いや、入ります』

カ「ははっ、そう言ってくれると思っていたよ！じゃあ早速中に入ろう！」

そこから私はグループのメンバーを教えてもらって信頼関係を築いていった。

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