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「あは、生意気」
その声と同時に、首に圧がさらにかかる。刹那、目の奥がチカチカとまぶしくなる。この部屋に光などないはずだが、まぶしいという表現が当てはまる感覚。そしてこれまでにないほど、身体がはねた。
そして、全身に力が入るのを感じたが、そのまま感覚全てが額から抜けるように消えていった。
ーーー・・・。
「おはよ」
滑車が勢いよくレールの上を滑る音とともに、強い光が眼球を皮膚ごしに刺激する。思わず閉じている目に、さらに力が入った。薄く目を開けると、窓際から離れてこちらに向かってくるアイツの姿があった。
「今・・・」
「朝の8時だよー。よく寝たね」
身体を起こしながら時刻を尋ねようとすると、全て言い切る前に答えがふってきた。ぎし、と音をたててあいつが隣に座ってくる。そして、太ももにするりと手を伸ばされた瞬間、昨夜のことが脳内で再生された。
「・・・・・・」
「うわ怖い顔。あ、よく寝たっていうのは違うね、気失ってたから」
ケタケタと悪戯に笑う様子から、俺が何に顔をしかめているのかわかっているらしい。否定できないゆえに、なおさら腹が立った。そんな俺の顔を見て、魚が水を得たかのごとく、より一層目を細めるこいつは、想像以上に意地が悪い。
「かわいかったよ」
「ちっ」
ベッドから立ち上がり、背を向けざまにそう言うこいつ。そのまま振り向かずに、下に降りてくるよう促してくる。ごはんごはん、と素っ頓狂な歌を歌いながらゆっくりと歩を進める背中を負う。
リビングに入ると、朝食とはこれ、というような定番な料理が数品並んでいた。
「はいどうぞ、お食べ!」
両手を広げテーブルを強調するこいつの顔は、部屋に居たときとはうって変わり、ホラー番組を見ていた時のアホ面だ。その面にどこか肩の力が抜ける。
そして促されるままにイスに座った。
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sugar(プロフ) - フラグ関係とかありましたが、がんばってください (2015年9月6日 18時) (レス) id: e1c2c48866 (このIDを非表示/違反報告)
sugar(プロフ) - 健全だなぁ。 (2015年9月5日 20時) (レス) id: 1f5a39de0d (このIDを非表示/違反報告)
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