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いつか(2) ページ5
校門には二人の姿があった。幸村はニコニコしてたけど何か私に言いたげだし、真田に関しても腕組をしてこちらを見て何か言いたげだった。いや、何を言われるかは確信してるんだけどさ。
「やあ、A。今日は赤点補習で部活に顔出せなかったそうじゃないか。」
「赤点を取るなどたるんどる!!全く…」
予想的中。というかこれは私が完全に悪いので素直に反省。部活の補佐的な役割のマネージャーが部活に顔出さずに補習してるんだもん。そりゃ部活回らないわ…
『えー、幸村様 真田様 どうかお許しください…もう赤点取りませんから…』
「本当だな?」真田の目が鋭く私を捉える。ひぇー、怖い。
「まあまあ、弦一郎。Aもここまで反省しているようだし、許してやってもいいだろう」
「まぁそこまで反省してるなら許してあげようかな。今回だけね。それにそろそろ日も暮れるし、帰ろうか」
「む、今回だけだぞ」
こうして許された私は、3人と一緒に帰ることになった。ほんと真田幸村のあの二人にはただものじゃないオーラがあるわ。とりあえず柳には頭上がらない、ありがとう柳。
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作者名:桜子 | 作成日時:2020年9月24日 1時