今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:15,186 hit
小|中|大
頑張る君へ(4) ページ24
「みかちゃん、先輩はきっとそんなこと思わないよ」
Aはそんなみかを見て、そっと彼の頭を撫でながら答えた。
「そんなこと思うくらいなら仕事を頼んだりなんかしない。みかちゃんを信用してるって証拠だよね?なら、今は休んで明日から精いっぱい頑張ればいいんじゃないかな」
きっと今は神様からの「たまには休みなさい」ってお告げかも、Aはそう言って彼に笑いかけた。
そんな彼女をみて、意固地になって自分だけで解決しようと躍起になっていた自分が恥ずかしく感じていた。彼女は何でもお見通しなのだ。
「できる範囲なら私も手伝えるよ」
「ありがとう、でもこれは俺がお師さんに頼まれた仕事やから、自分でやり遂げたいな」
そう言った彼の表情はさっきとはうって変わってどこか満ち足りた顔をしていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
23人がお気に入り
23人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:桜子 | 作成日時:2020年9月22日 22時