episode3 ページ3
NO SIDE
オビト「ミナト先生!誰を迎えに行くんですかぁ?」
カカシ「ミナト先生の娘さんだよ。…全く…少しは察しろよ。」
オビト「今、絶対にため息ついたよな!な!」
カカシ「うるさい!」
ミナト「あ、いた。Aー!」
呼ばれ振り向いた紅いロングヘヤーの髪の子は、とても可愛かった。
見た目は大人っぽく、瞳の色は青…整った顔である。
カカシとオビトは可愛いと一瞬で思ってしまった。
だが、その場から動かない。
ミナト「あれ?…今朝、起こしたこと怒ってるのかな?」
『パパが一回でも相手したら帰りゅ!』
ミナト「えー!!…全く、しょうがないな。」
日も暮れてきた夕方。
黄色い閃光とその娘がバトルする。
ミナト「カカシ、オビトも中には入れ。…三対一だ。」
オビト「え!?三対一!?」
カカシ「ミナト先生、娘だからってこんなこと…」
ミナト「Aが忍具を持ち始めたからと言って、油断はしない方がいいよ?手加減すると此方が殺られるから…。」
確かにそうであった。
気迫はもう一人前、形だってそうだ。
カカシはすぐさま入ると形を作った。
オビトもオロオロとするものの、同じく入っては形を作った。
だが二人は、ミナトから鈴を奪う演習をしていたのでヘトヘトであった。
ミナト「始めるよ。」
カカシ・オビト「おう!」
『お兄ちゃん達、遅いね…』
もう背後を取って、クナイを首元に突き付けていた。
カカシ「(早い…!)」
『パパ、このお兄ちゃん達はー?』
ミナト「やっと満足した?…この子達は、僕の班員だよ。」
『あ、パパの班の!』
ミナト「そー。…でも、早いね?さすが、僕の自慢の娘だよ。」
ミナトは頭を撫でながら誉めていた。
カカシ「ミナト先生?」
ミナト「すまない。試すような真似をした。…この子はA。僕の娘で未来の“閃光”だよ。」
『パパ!私は“流星”がいいの!紅い流星になるのー!!』
オビト「紅い流星?」
ミナト「まぁ、とにかく帰ろう。クシナとリンが待ってるから。」
『はーい!』
四人は家路を歩いて帰っていった。
203人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ミルク - 作品を読んで感動しました!作品を参考してよろしいですか?? (2020年11月9日 15時) (レス) id: ae29243760 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夜桜姫 | 作成日時:2019年2月16日 20時