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「じゃあ、衣更くんは?好きか好きじゃないかわかんなくなったりしてる?」

そう言われて、ま〜くんのことを考えるけど、りっちゃんとはちょっと違う感情を持っている。好きかわからなくなったりもしていない。


『ま〜くんはなんか、単に好き!!ってなる。大事だし、大切だけど、りっちゃんみたいに好きかわかんなくなったりはしてないかな。』


「もうそれが答えじゃん。その感覚の違いが恋愛感情の”好き”とそれ以外の感情の”好き”の違いです。

よってあなたの名前は凛月くんに恋愛感情を持っています。はい解決。

さてあなたの名前が自分の恋心に気づいた記念に、午後はあなたの名前の恋愛相談でもする?」


『……まって、まってまって。私は、りっちゃんのことを、恋愛感情で好き。……ちょっと…まって。』


頭の中で驚きの新事実を咀嚼して、理解する。


『……前みたいに一緒に登校するのも恥ずかしくなりそう。』

「恋心を自覚した途端に、今までの自分の行動が恥ずかしくなる現象だね。いとこがなってた。」





『あんず、いとこがいるの?』

「うん、私たちの一個上の歳でメイクさんが夢なんだって。瀬名さんが推しで、ライブには絶対参加してる。

インターン中だったから、この前ライブのメイクさんとしてサプライズで瀬名さんに会わせたんだけど、本人を見て泣いてた。泣きながらメイクしててシュールだったよ。」

『ふふ、あのライブの裏側にそんなことがあったの。』

「あの時は合同ライブじゃなかったもんね。」


『観客として楽しんでましたぁ!前のほうでウインクして♡ていううちわ振ってたよ。』





「……で。話戻すけど。午後はどうする?」

『どうしようね、ここ映画館も入ってるみたいだし映画でも観る?』


「それいい!最近気になってる映画があってね…___」

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雪月詠 - 今までありがとうございました! (2022年7月22日 18時) (レス) @page50 id: ec1ca7135a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:雪月詠 | 作成日時:2022年5月2日 23時

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