【あんスタ】吸血鬼騎士と気まぐれ子猫�【朔間凛月】 (ページ22)

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『＿＿＿…まあ、こんな感じかな。』

一通り話終わって、乾いた口をミルクティーで潤す。

「……ん゛～！！その現場に居たかった！見たかった！」

『ふふ。ちっちゃいりっちゃん可愛かったよ。いっつも零さんにくっついててね……。』

「……やっぱりさ、あなたの名前は凛月くんのこと好きでしょ。付き合ってなくても。」

『うん？好きだよ。大好き。言ってなかったっけ。』

そう言うと、あんずは口に手を当てて、顔を少しだけ赤くして驚く。

「あなたの名前、大胆…！」

『……その…あんず、相談なんだけど。』

「ん？」

『りっちゃんのことは好き、なはずなんだけど、なんていうか…違う、というか？』

「違う？何と？」

『なんか…よくわかんない。りっちゃんのこと、好きなのか好きじゃないのか自分でもわかんなくなってる。』

「あー、likeかloveかわからないっていうやつだね。あなたの名前が凛月くんのこと好きじゃないわけないから。」

『そのlikeかloveかわからないって言うのは、よくあることなの？』

「私はよくわかんないけど、好きな人が出来たときにそこで悩む人は多いと思うよ。友達として好きとか、家族に近い感覚で好き、とかもあるし。

あなたの名前は昔から凛月くんと一緒にいるから、家族愛？みたいな感じで凛月くんが好きなのか、恋愛感情で凛月くんが好きなのかわからなくなってるんじゃないかな？」

『う～ん、難解……。』