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こいつ、いきなり現れてなんなんだ。
とか思ってたら、衝撃のカミングアウトをされた。Aがこいつの許嫁…？
はっきり言って、信じられなかった。俺の事をからかっているのかと、そう思っていた。
けど、昨日のAの言葉を思い出した。
私は誰とも結ばれちゃいけない。ハッピーエンドは来ない、と。
皇帝の言ったことが本当だとすれば、あの時の言葉の意味もわかる。
でもそれなら、なんでセナと？
わけがわからない。何が本当で、何が嘘なのか…。
目の前のそいつは、俺が悩んでいるのを楽しそうに見るかのように笑っていた。
「そんなに睨まないでよ。まだ話は終わってないから」
宥めるように皇帝は言った。
「それでね、僕が昨日の帰りに言ったんだ。『無理しなくてもいいよ』って。その日の夜に婚約も破棄してもらった」
相変わらずニコニコと、淡々と話す。あまりにも淡々としていたから内容が頭に入ってこなかった。
「けれど…計算が違ったようだ。まさか瀬名くんの事が好きだったなんてね」
「お前…何が言いたいんだよ」
俺が口を挟むと、しばらく無言になって、それからまた笑った。
「別に。君をからかいたかっただけだよ」
「はぁ！？」
こいつ、まじで…！！
…◯ねばいいのに。
「ふふ。でもまぁ、本当の事を言うなら、僕は身体が弱いから、Aに何かあった時は君にフォローをお願いしたいな、と思って」
なんなんだこいつ。まじでなんなんだよ…！？
「言われなくてもわかってる！」
非常に腹立たしいから、俺はその場を離れた。
ったく、せっかく浮かんだインスピレーションもどこかへ消えてしまった。
教室に帰れば、珍しくAが昼寝している。朝、目の隈すごかったもんな。
ブサイクって言ったら超怒られたけど。
もし、あの時「嘘だ」って言わなかったら…。
…いや、それはないな。いつだってAはセナばっかり見てるから。
「ははっ、一曲書けそうだなー…」
でもさ、A。
たまには俺の事もみてくれよな。
本当にたまにでいいから。
あんまり構ってると、本気でお前をセナから奪うからな。
嫌なら一生セナにひっついてろ。
……それはそれで嫌だな。俺が。
＿＿END
ごめんなさい。終わり方が下手くそです。
Aさんがレオさんに事実を告げる機会がなかったので、この場をお借りしました。
色々言いたいんですけど、字数g((強制終了
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水猫桜(プロフ) - ほたるさん» コメントありがとうございます！瀬名さんのツンデレ具合を上手く表現出来るよう頑張ったので、可愛いと言っていただけてとても嬉しいです！初のあんスタ作品ですが、楽しんでいただけたなら幸いです(*^^*) (2017年8月25日 17時) (
レス) id: 1dfbcfc948 (このIDを非表示/違反報告)
ほたる - 瀬名さん！！！可愛すぎかよ！！！完結おめでとうございます！！！ (2017年8月25日 16時) (レス) id: 836cda0430 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：水猫桜 | 作成日時：2016年9月19日 13時
